【湘南0-1川崎】首位独走7連勝でも鬼木達監督はまだまだ要求「点を取って締める姿勢をもっと出さないと」
川崎の鬼木達監督(2019年9月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
3得点の連続試合は「6」でストップ。週末は2位のC大阪との決戦へ。
[J1 19節] 湘南0-1川崎 /2020年9月27日/Shonan BMWスタジアム平塚
J1リーグ首位に立つ川崎フロンターレが湘南ベルマーレに1-0で勝利を収め、連勝を「7」に伸ばした。一方、チームとして「どの相手からも3ゴール以上奪う」ことを目標に掲げるなか、シュート19本(湘南3本)と圧倒しながら1ゴールに終わった。鬼木達監督は試合後の記者会見で、連戦のなかでゴールを狙い続けて勝利を収めた選手たちの姿勢を評価しつつも、「点を取って締める」ことへのこだわりを改めて強調した。
「一番の収穫は、勝点3を取れたことに尽きます。試合の内容としては、もっともっと自分たちから攻守でアグレッシブにやりたかったですが、なかなか難しい展開になってしまったかなと。特に1点目を取ったあと、もっと畳みかける形にできれば良かったですし、相手のプレッシャーを受けてしまったと思います。次戦、もっと良いゲームをしたいと思います」
攻め続けているだけではなく、あくまでも点を取って締める――。そこへの拘泥を改めて強調していた。
「今シーズン、3点以上取ろうというなかで、(連戦の最後、アウェーでの雨天など)こうした状況でも最後の最後まで点を取りに行ってくれました。最後は1-0でコーナーキックでは臨機応変に時間を使っていました。ただ、それ以外のところでは、点を取ってしっかりゲームを終わらせにいく姿勢を、もっともっと出さないといけないかなと思いました」
攻め切った選手たちのスタンスは高く評価している。ただ、実際にゴールを奪い切ることを、指揮官は要求していた。そこに甘さを見せてしまうことが、一番危険であると言っているようだった。
「長いリーグ戦では、いつもハイパフォーマンスというわけにはいきません。3連戦の最後のゲームをしっかりものにした。そこは全員の力が付いてきているから。でも、もっともっと力を付けていきたいと思っています」
指揮官はそのようにチーム全員の意気込みを代弁するように言った。
10月3日、2位のセレッソ大阪とアウェーで対戦する。鬼木監督は「やるべきことをやらなければ勝てません。このタイミングでセレッソと戦えることを嬉しく思います。しっかり良い準備したいと思います」と、対戦を楽しみにしていた。
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[文:サカノワ編集グループ]