【磐田】フベロ解任、鈴木政一氏が三度目の監督就任「積み上げてきた攻撃的なサッカーを継続しつつ、組織的な守備の構築など足りない部分を補ってほしい」
解任された磐田のフェルナンド・フベロ監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
10月1日付けで合意、ルビオコーチも契約解除。服部年宏氏がコーチ就任。
J2リーグのジュビロ磐田は10月2日、フェルナンド・フベロ監督とクラブとの協議のすえ、10月1日付けで契約解除に合意し、退任したと発表した。ダニエル・ルビオルコーチも契約解除となった。
あわせて新監督に鈴木政一強化本部長が就任することが決定した。10月2日のトレーニングから指揮をとる。磐田で監督を務めるのは通算三度目。2018年にはアルビレックス新潟を率いて解任されている。2020年1月から磐田の強化本部長に就いていた。
また服部年宏氏がコーチに就任している。
1年でのJ1復帰を目指す磐田だが、現在7勝9分7敗(32得点・28失点)の勝点で12位に低迷していた。
磐田は「ジュビロ磐田を応援してくださる全ての皆様へ」と題して、次のように小野社長のメッセージを発表した。
「日頃からジュビロ磐田へ熱いご声援を下さり、心より御礼申し上げます。
J2リーグ日程も後半戦に入ったこの段階で、思うような結果が出せていないことにつきまして、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、株主の皆様を始め、クラブを応援、支えて下さっている全ての皆様へ、ジュビロ磐田を代表してお詫び申し上げます。
2020シーズンは昨季に続き、フェルナンド・フベロ監督指揮のもと『1年でのJ1復帰』を至上命題として闘ってまいりました。昨季途中の就任以降、フベロ監督はチームに大きな変化をもたらしてくれたと思っております。クラブとしては、フベロ監督の理想とするサッカーを実現するべく出来る限りのサポートを行ってまいりましたが、現時点での7勝9分7敗 勝点30という結果を受け、この度フベロ監督との話し合いのもとで契約解除することを決定いたしました。
今後は鈴木政一氏が監督に就任し、チームを率いることになります。今回の監督就任にあたり、鈴木監督にはこれまでの知識・経験を活かし、フベロ前監督が積み上げてきた攻撃的なサッカーを継続しつつ、組織的な守備の構築などチームに足りない部分を補ってほしい。そして新たに就任した服部年宏コーチをはじめ、ジュビロに今ある全ての力を結集して、このチームを一緒に立て直してほしいと伝えています。そのためにはチーム編成も含め、クラブとしてあらゆる手を講じながら全力で支えていく所存です。
鈴木監督には、今季から強化本部長として、トップチームから育成、普及にいたるまですべてのカテゴリーの現状を把握したうえで、ジュビロ磐田のサッカー軸における組織づくりを託してきました。この方針については今後も変えることはなく、今季はチームの立て直しとJ1復帰のため、そして中・長期的な目線では、再び強化本部長として『育てて強いチームづくり』のために力を尽くしてもらいたいと思っています。
先日の山口戦では、開催3日前のアウェイ席設置発表にもかかわらず、平日ナイトゲームにはるばる足を運んでくれたサポーターの方々がいました。強い愛情と期待をもってジュビロ磐田を応援してくださる全ての皆様のために、残り19試合、最後までJ1復帰を諦めずクラブ一丸となって闘ってまいります。
どうかこれからもジュビロ磐田に熱いご声援を何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社ジュビロ
代表取締役社長
小野 勝
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[文:サカノワ編集グループ]