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【日本代表】背番号「10」中島翔哉は落選。森保一監督が理由を語る

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ポルトでパンデミックによる中断明け、出場機会を得られず。

 日本サッカー協会は10月1日、親善試合のオランダ10月シリーズ(9日:カメルーン代表戦、13日:コートジボワール代表戦/いずれもオランダ・ユトレヒトで開催)に臨むメンバー25人を発表した。今回初めてヨーロッパ組のみの編成となり、久保建英(ビジャレアル)、南野拓実(リバプール)、大迫勇也(ブレーメン)、吉田麻也(サウサンプトン)らが順当に選ばれた。一方、森保一監督の就任後、常に一員として戦ってきたFCポルトの中島翔哉が選外となった。

 日本代表でも、ポルトでも背番号「10」をつけるファンタジスタだが、今年3月まで、まずまずコンスタントに試合に出場していたものの、新型コロナウイルスによる中断明け、現地メディアによると、家族が体調を崩した看病のため、チーム活動に参加できず。結局、その後は一度も全体練習に帯同できなかったが、ポルトはポルトガル1部リーグとカップ戦の2冠を制した。

 新シーズンに突入し、中島はポルトの練習に合流。8月31日と9月1日に全体のトレーニングに参加している様子がクラブ公式サイトやSNSで伝えられた。しかし、その後は筋肉疲労により別メニュー調整が続いていると言われる。

 日本代表の森保一監督は10月1日のオンラインによる記者会見で、中島を今回招集しなかった理由について質問を受け、次のように答えた。

「中島翔哉については、長期間チームでのプレーをしていなかったということ、そして現在はチームに合流し練習している情報をもらっています。まずは所属チームで結果を出して、(セルジオ・コンセイソン)監督や選手の信頼を掴み取って、また代表に復帰できるように、代表の選手選考に入ってくるように、日常の活動を行ってほしいと思っています」

 今年に入りほとんど出場機会を得られずにいるものの招集された選手はいて、また過去に森保監督はチームで機会を失っている選手も代表に呼んできただけに、やや突き放しているような印象も受けてしまう。もちろんポルトでは別メニュー調整中とも言われるだけに、そうであれば、治療と回復に専念すべきでもあるが……。

 いずれにせよ、ヨーロッパでもトップレベルにあるポルトで揉まれ出場機会を得られれば、日本代表への復帰は既定路線になるだろう。中島の復活を、多くの人が待っている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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