【FC東京】顔を殴打「極めて悪質な行為」、レアンドロに3試合出場停止と罰金30万円
FC東京のレアンドロ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
G大阪からの申し立てを受けて、規律委員会が二つの行為を検証。
Jリーグは10月13日夜、規律委員会においてJ1リーグ21節のFC東京対ガンバ大阪戦で起きた行為に対し、FC東京のFWレアンドロに3試合の出場停止と罰金30万円を科す処分を発表した。
出場停止の対象試合は、10月14日の22節・清水エスパルス戦、18日の23節・横浜FC戦、24日の28節・横浜F・マリノス戦。
G大阪戦でレアンドロが試合中に起こした二つの行為について、G大阪より試合中に審判員が確認できなかった極めて悪質な行為に関する申し立ての提出があった。
1)53分、競り合った後に同選手がG大阪の選手の顔付近に肘を当てた行為
2)68分、G大阪の選手と並走している際、同選手が左手で相手選手の顔を故意に殴打した行為
Jリーグ規律委員会は同行為について映像を用いて検証し、レアンドロにも事実関係を確認した結果、下記の事実を認定した。
1)の行為の存在が確認され、それは悪質な行為と認定できるものではあるが、(審判が試合中に確認していたとすれば)退場処分を命じたであろう行為とまでは言いきれないものであり、極めて悪質な行為には該当しないと判断した。
2)の行為については、並走時に相手競技者がいる反対側の左手を使い相手の顔を殴打する行為があったと認定した。また、その行為は極めて悪質かつ危険なものであり、(審判が試合中に確認できていたとすれば)当然に退場処分を命じた行為であると判断した。
上記の事実関係の確認を踏まえ、 (公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、2)の行為は、試合中に審判員が確認できなかった「極めて悪質な行為」に該当するものであり、同基準の「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」に相当すると判断、3試合の出場停止および罰金(30万円)処分とすることを決めた。
レアンドロはこれまでリーグ21試合に出場し、チーム最多タイの8ゴールを決めていた。
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[文:サカノワ編集グループ]