【浦和×C大阪】上位の壁に挑む、大槻毅監督「躍動と裏にある声の掛け合い、ゲームで表現していく」。スタメン変更は「少なくとも…」
大槻毅監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今季安定した戦いを見せる暫定2位相手に、勝点3獲得を狙う。
[J1 24節] 浦和 – C大阪/2020年10月24日17:00/埼玉スタジアム
浦和レッズが上位の壁に挑む――。浦和の大槻毅監督が10月23日、翌日のホームでのセレッソ大阪戦に向けてオンラインによる記者会見を行い、「あと10試合、しっかりチャレンジしていきたい。そこは継続していきます。毎試合、勝点は3か1かゼロがつきますが、『3』を取るチャレンジをして、それが大きな目標につながるようにしたい。まず明日の試合、セレッソを上回れるように頑張りたいと思います」と意欲を示した。
今季これまでの浦和は11勝4分9敗(34得点・37失点)で暫定9位。最近3試合は2勝1分と無敗、直近のベガルタ仙台戦は6-0の大勝を収めた。
一方、浦和よりも上位にいるFC東京、名古屋にダブル(=リーグ2勝)を食らい、首位の川崎フロンターレにも敗れている。今季安定した戦いを見せ暫定2位につけるC大阪に埼スタで勝ち、これまで阻まれてきた“上位の壁”を打ち破りたいところだ。
大槻監督は次のように抱負を語った。
「(上位陣の壁に対し)そこは僕らがトライしていかなければいけないところです。ディテールにこだわりゲームをしっかり運んでいくところ。実際そのように試合をしながら、ちょっとした“自分たち次第だ”みたいなところで相手に渡してしまったゲームが今シーズンは少なからずあります。粘り強く、ロスタイムまでの95分、98分まで表現するトライしたい。躍動してもらうようにやってもらうことと、その裏にあるみんなで声を掛け合っていい準備をしながらやっていくことを、ゲームを通じて表現していくのが大事だと思っています」
最近2試合連続でスタメン変更はなかった。「C大阪のスタメンは?」という問いに、指揮官は「1週間見てきました。相手もいます。この2試合は同じメンバーでスタートしていますが、どうなるか。少なくとも宇賀神(友弥)は(出場停止で)出られないので、一人は変わります」と語った。
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[取材・文:塚越始]