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長沢駿ハットトリック「ガンバの選手から怒られたけど、それも嬉しかった」仙台がG大阪に4-0、18試合ぶり勝利!

オンラインでの取材に応じた仙台の長沢駿。協力:ガンバ大阪

4-3-3に原点回帰、木山監督「悔しさをパワーに変えてくれた」。

[J1 27節] G大阪 0-4 仙台/2020年11月14日/パナソニックスタジアム

 ベガルタ仙台がG大阪を相手に、長沢駿の古巣相手のハットトリックと柳貴博のJ1初ゴールで、8月8日のヴィッセル神戸戦(〇2-1)以来となる18試合ぶりの勝利を収めた。一方、G大阪は12試合負けなしでストップ。

 試合開始からボールを保持して試合を進めたアウェーチームだが、17分、左サイドをパラとクエンカが打開。クエンカのマイナスのクロスを、この日キャプテンマークをつけた長沢が合わせて先制に成功する。

 さらに44分、75分にも長沢が決めてハットトリックを達成。さらに89分、柳がJ1初ゴールでトドメを刺した。

 仙台の木山隆之監督は試合後のオンラインによる記者会見で、「とにかく選手たちがこの期間苦しかったと思います。チームに関わっている方たちも苦しみ、悔しい思いをしてきて、それをパワーに変えて、プレーにも出してくれました。何より全員が勝つために戦う姿勢を出せたことが一番大きかったと思います」と喜んだ。

 システムを4-3-3に戻した。その意図について「もう一度狙っているものを体現するフォームを取り、サイドを突くことと、いい守備をすることの2点に重点を置き、限られた時間のなか、しっかり準備をしてきました」と語った。

 ガンバ大阪の宮本恒靖監督は、選手間にコンディションの差があったと振り返り、「相手が出してくるものを上回らなければいけないと言って選手を送り出しましたが、特に立ち上がり、その相手を上回れず、この結果につながってしまいました」と悔やんだ。

 また、殊勲の長沢は「勝つことがこんなに気持ちいいものなのかと忘れていたぐらい、本当に嬉しかったです。僕一人で決めたゴールは一つもないので、みんなに感謝しています。僕は一人で何もできないなと改めて思いますし、やっと勝ててホッとしています」と振り返り、古巣相手のハットトリック達成に「試合後、G大阪の選手から怒られましたが、それも嬉しかったです」と喜んだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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