元セレソン&チェルシーのラミレスが「日本移籍」か「引退」。パルメイラス退団、正式決定
写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
契約を2年残し、退団理由は「あくまでも個人的なこと」。
ブラジル1部(セリエA)のパルメイラスSEは11月27日、元ブラジル代表MFラミレスについて、クラブと本人の相互合意により契約解除に至ったと発表した。ブラジルメディアによると、ラミレスは、日本(Jリーグ)の2チームからオファーを受けている一方、現役引退についても検討しているという。
屈強なフィジカルとパスセンスを武器に、イングランド・プレミアリーグのチェルシーFCで活躍したあと中国超級リーグの江蘇蘇寧でもプレー。2019年7月、母国のパルメイラスに加入していた。
ブラジルメディア『グローボ』によると、パルメイラスが経済的な危機にあるなか、高年俸であり2023年まで複数年契約を結ぶラミレスの処遇が検討されてきたという。加えて新型コロナウイルスの感染拡大により市民生活が規制されていたなか、ラミレスがナイトクラブに訪れていたことが発覚し、ファンからの批判が一段と強まっていた。
昨年の加入から、度重なるケガでピッチでも思うように結果を残せずにいた。そうしたなか、話し合いの末、「あくまでも個人的なこと」で、契約解除が決定した。これでクラブは大幅な出費を抑えられるということだ。
また、この発表を受けて、ブラジルメディア『ア・ボラ』は、ラミレスが日本の2クラブからオファーを受けているとも報じている。一方、33歳になる本人は、現役引退も視野に入れているそうだ。同メディアは、プロのサッカーキャリアを終えることについて「本人は真剣に考えている」と伝えている。
ラミレスは1987年3月24日生まれ、33歳。ボランチを主戦場に、右MFなどをこなす。チェルシー時代には、UEFA欧州チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げている。ブラジル代表としても51試合・4得点を記録している。
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[文:サカノワ編集グループ]