ヘタフェ久保建英に「出場時間条項」なし
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
だからこそ懸念される点を『アス』が指摘。エルチェ戦は大雪で1日延期に。
日本代表MF久保建英がこのほど、ビジャレアルCFを退団し、保有元のレアル・マドリードからヘタフェCFにレンタル移籍されることが決まった。さっそく練習に合流したいところだったが、現地は大雪に見舞われていて全体練習を行えず、10日に予定されていたアウェーのエルチェCF戦も1日延期された。
そうしたなかで、スペイン紙『アス』は、レアル・マドリードはヘタフェに、久保に「出場時間の条項」を設定していないと報じた。
ビジャレアルでは退団が噂されるまでリーグ全13試合に出場し、そのうち2試合がスタメンだった。また、ヨーロッパリーグは全5試合で先発出場していた。
『アス』は、今回の移籍で「より多くの試合に出場させるという条項は契約に含まれていない」と報じている。RCDマジョルカ、ビジャレアルではそういった取り決めがあった可能性を示唆してもいる。
しかし、だからこそ、もしも久保が、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が要求するインテンシティを発揮できなければ、出場機会を失う可能性があると課題を挙げる。
「ホセ・ボルダラス監督はフィジカル的な仕事を要求してくる。それに応えられなければ、チームと彼には別の選択肢が用意されることになる」
サイドのミッドフィルダーには、まず1対1の守備で負けないことが求められる。そのあたりの基本スタンスに、久保が対応し馴染めるかどうかを課題に挙げている。
ヘタフェは今季これまでスペイン1部リーグ、4勝5分7敗(12得点・17失点)で16位。先日はFCバルセロナからMFカルレス・アレニャを、久保と同じく今シーズン終了までのレンタルで獲得している。次戦は大雪により1月11日(日本時間11日3:00)に1日延期され、18位のエルチェCFとアウェーで対戦する。
久保は1月20日(日本時間21日3:00)に行われる岡崎慎司の所属するウエスカSD戦で、少なくともメンバー入りするだろうと予想されている。
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[文:サカノワ編集グループ]