ヘタフェ久保建英が加入会見。マドリードが近づいたが?意地悪な質問に見事な切り返し
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「自信を与えてくれたのがヘタフェでした」
レアル・マドリードからヘタフェCFに期限付き移籍した日本代表MF久保建英が1月18日、現地で加入記者会見に応じて、新天地での抱負を語った。
同じくFCバルセロナからレンタルでヘタフェに加入したカルレス・アレニャとともに参加。そのなかで久保は「クラブと監督に感謝しています。私はまだ若い選手で、もっとプレーをしたかった。そこで自信を与えてくれたのがヘタフェでした。他にもオファーはありましたがヘタフェのことしか考えていませんでした」と語った。
また、ヘタフェはマドリードの郊外、すぐ南に位置している。つまりは久保を保有するレアル・マドリードのホームに近づいた――。それも今回の移籍先の選定に関係しているのか? そう聞かれた久保は、次のように答えた。
「ヘタフェがアンダルシアにあったとしても来ていたでしょう。ヘタフェであることが重要でした」
そのように19歳のレフティは切り返している。
さらにマドリード復帰などと関連した問いに対し、久保は「大切なのは次の試合です。先週2つのゴールに関与できたので自信を持てました」と語り、今はヘタフェのメンバーであることを強調している。
直近のエルチェCF戦、まだ全体練習に合流していなかった久保だが、相手に退場者が出たなかで途中出場し、新天地デビューを果たす。するとシュート(こぼれ球をハメイ・マタが押し込む)とクロス(PKを獲得、アンヘルが決める)でゴールに絡み、3-1の逆転勝利に貢献した。
ビジャレアルCFではぶ厚い選手層を打ち破れず苦戦を強いられた。しかしヘタフェの青のユニフォームを着た久保は1試合目で自信を深めて、次なる戦いに向かう。
ヘタフェはスペイン1部リーグ、5勝5分7敗(15得点・18失点)で13位。次戦は1月20日(日本時間21日3:00)、岡崎慎司の所属するSDウエスカ戦。久保はヘタフェでの初先発を狙う。
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[文:サカノワ編集グループ]