【新型コロナウイルス】スペインは2週間無観客試合を決定。マジョルカはバルセロナとの大一番だっただけにファン落胆
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
セリエAは4月3日まで中断決定、ブンデスリーガも一部無観客で対応。
[スペイン1部 28節] マジョルカ – バルセロナ/2020年3月14日(日本時間15日2:30)/エスタディ・デ・ソン・モイシュ
新型コロナウイルスの感染拡大と予防に伴い、スペイン政府は3月10日、スポーツなどのイベントでの無観客による開催を要請。これを受けて、スペインリーグ(ラ・リーガ)は今後最低でも2週間、スタジアムに観客を入れず無観客試合を開催すると発表した。
日本人選手の在籍チームでは、久保建英の所属するRCDマジョルカ戦が14日にFCバルセロナをホームのソン・モイシュに迎えるという”ビッグマッチ”を控えていた。それだけに久保ら選手はもちろん、ファンのショックは相当に大きいと言える。
また、乾貴士の所属するSDエイバルは今日(日本時間11日4:30)、ホームでレアル・ソシエダとの対戦を控えていた。
香川真司の所属するレアル・サラゴサは、さっそくチケット払い戻しなどに関するインフォメーションを発表している。
岡崎慎司のSDウエスカ、柴崎岳のデポルティーボ・ラ・コルーニャもそれぞれ公式サイトやツイッターで、同様にリーグからの発表を伝えている。
今季1部リーグに復帰したマジョルカは、レアル・マドリード戦に続くバルセロナとの”一大イベント”を控えていた。チームも勢いに乗り出していただけに、ファンの落胆も大きく、クラブ公式ツイッターのコメント欄にも「延期にすべきだ」「スケジュールを考えると無観客試合で仕方ない」など数多くの声が記されている。
急激な感染者増加が続くイタリアのセリエAはこれまで延期や無観客試合で対応してきたが、4月3日までのリーグ中断を発表。ドイツのブンデスリーガも各州の判断で無観客試合にすることを決定している。
新型コロナウイルスの猛威は世界中に広がり、ヨーロッパの主要リーグでも、各国政府の要請を受けて、延期あるいは無観客試合、リーグ中断といった選択が取られている。
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[文:サカノワ編集グループ]