移籍期間終了直前、クロップが「適切な選手を」と補強示唆。ファン・ダイクらリバプールはCB全員離脱の非常事態
リバプールのユルゲン・クロップ監督。※リバプールFCの公式YouTUBEチャンネルより
これまでフロントは乗り気でなかったものの。
[プレミアリーグ 20節] トッテナム 1-3 リバプール /2020年1月28日/トッテナム・ホットスパースタジアム
イングランド・プレミアリーグ、日本代表FW南野拓実が所属するリバプールFCは移籍市場終了直前となるこのタイミングで補強に動くかもしれない。ユルゲン・クロップ監督はトッテナム・ホットスパーズFC戦の試合後の記者会見でケガ人が相次ぐCBのポジションについて、「適切な選手を見つけなければならない」と補強を示唆した。
リバプールは現状オランダ代表ヴィルジル・ファンダイク、イングランド代表ジョー・ゴメスが、いずれもヒザのケガにより長期離脱中で、復帰の目途は立っていない。そうしたなかで、ジョエル・マティップ、本職は中盤であるファビーニョ、ジョーダン・ヘンダーソンがCBとして起用されてきた。リーグ戦20試合で11通りのセンターバックの組み合わせで凌いできた。
しかしファビーニョが軽い筋肉系のケガで戦線離脱し、トッテナム戦の前半にはマティップも足首の靭帯を痛めて負傷交代に。マティップのケガはかなり深刻であると見られる。この結果、リバプールはトップチームに本職CBが一人もいない危機的状況に陥っている。
リバプールはトッテナム戦前まではこの冬の移籍期間、CBの補強は行わないスタンスであったが、クロップ監督は次のように話す。
「自分はCBの補強についてあれこれ言っているわけではないです。しかし我々は適切な選手を見つけなければなりません。はっきり言ってディフェンスの選手については人が足りていません。今起きているのは、かなり信じ難い状況です」
そのようにフロントに対し、CBの補強を要望した。
リバプールのフロントは夏の移籍市場での補強に集中したい思惑だったが、マティップとファビーニョのケガにより、その計画も方向転換されるか。プレミアリーグ(イングランド)の移籍市場は現地時間2月1日17:00(日本時間2日2:00)まで。実効性の高さで知られるリバプールのオペレーションが、このタイミングで起動する!?
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[文:サカノワ編集グループ]