「殺すぞ」小林祐希がカタールの主審から脅迫か「サッカーは公平で、選手への尊敬がなければ」
小林祐希。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2019年のアジアカップでも主審を務めたアル=ジャシム氏から?
カタール1部のアル・ホールSCに所属する小林祐希が3月8日、ツイッター(アカウントは @iamyuuki4424)を更新し、同日のアル・ガラファ戦で主審から「殺すぞ」と脅されたと告発し、波紋を呼んでいる。
アル・ホールのホームゲームで行われた一戦は、4位のアル・ガラファが3-1でアル・ホームに勝利を収めた。日本代表でもプレーしてきたレフティはこの試合、フル出場を果たしている。
しかし試合後、小林が次のようにツイッターで投稿した。
今日の試合で俺がカタールに来て1番衝撃的なことがあった。試合後半、チームメイトが打ったシュートが相手ディフェンダーに当たってゴールラインを通過していった。普通ならコーナーキックでマイボール。みんなが知っている。レフリーはゴールキックを指示した。
ここから話が大きく動く。
1番近くにいた俺が「he touched 」とレフリーに言うと「yes , I was small touch. But small touch is no touch. This is new rule」と言って相手チームの選手と笑っていた。俺は「this is no respect 」それは良くないと主張した。すると「ok you’re my opponent, I’m gonna kill you 」と言ってきた
そして28歳の日本人ミッドフィルダーはカタールリーグに調査を求めている。
レフリーの言ったことが録音されているはずだから聞いた方がいい。サッカー云々関係なく、人に対して殺すぞと言って良いのか? ありえないでしょ。 カタールリーグがこのレフリー(Abdulrahman lbrahim Al-Jassim )に対してどんな処分を下すのか。普通なら2度と笛を吹けなくなるよね。 @QSL
小林は英語でもこの出来事を伝えるツイートを投稿。「私たちはクラブのため、家族のため、チームのため、人生のためにプレーしています。チームが大きくても小さくても、選手が有名かどうかは関係ありません。サッカーは公平で、選手を尊重しなければなりません。『殺す』とは言えません。二度と起こらないことを願います」と、メッセージを発信している。
We’re playing for club,for the team for family, for life. It doesn’t matter the team is big club or small club. It doesn’t matter the player is famous or not. Football must be fair and respect players. You can’t say “kill you “ to the people
I hope that it will never happen again— 小林祐希 / Yuki Kobayashi (@iamyuuki4424) March 8, 2021
その主審はFIFA国際審判でもあるアブドゥルラフマン・アル=ジャシム氏で、2019年のアジアカップでも笛を吹いている。アジア(AFC)を代表する主審の一人でもある。果たしてカタールリーグやサッカー協会は何かしらのアクションを起こすのか。小林の心(メンタル)への影響も心配される。
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[文:サカノワ編集グループ]