「ほぼ合意した」本田圭佑の移籍決定へ、ネフチ・バクー監督明言
本田圭佑 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アゼルバイジャン1部首位、試合後の記者会見で「彼はここでプレーしたいと思ってくれている」。
元日本代表MF本田圭佑のアゼルバイジャン1部(プレミアリーグ)ネフチ・バクーへの移籍が決定間近か――。同国のメディア『Futbolxeber.az』は3月8日、同日行われたケシュラFK戦のあとの記者会見で、サミル・アバソフ監督が噂される本田の加入について、「ほぼ合意している。彼はここでプレーしたいと思ってくれている」と語った。実現すれば同国1部初の日本人選手となる。
ネフチ・バクーはケシュラに3-1の勝利を収め、通算12勝3分4敗の勝点39で首位をキープ。指揮官は記者会見で、「選手にはおめでとうと言いたい。とても上手くプレーしてくれました。多くのチャンスを与えてしまったのは課題です」と振り返った。
3月14日のサバイルFK戦のあと、リーグ戦は4月5日までの小休止に入る。そこで、ボタフォゴFRから退団したあとフリーになっている本田の獲得について質問を受けると、次のように答えている。
「監督であれば誰でも良い選手を欲します。ホンダは私たちを助けチームを落ち着かせられる選手で、様々なポジションでプレーできます。ほぼ合意しています。彼はここでシーズン終了まで、私たちのためにプレーしたいと思ってくれています。その後、夏に再び話し合うかもしれません」
そのようにアバソフ監督は具体的に語っている。
34歳のレフティはボタフォゴを12月に退団したあと、ポルトガル1部のポルティモネンセSCと契約を結び、自身とクラブも記者会見で加入を発表した。しかし移籍期限を“勘違い”していたため、登録が間に合わず。結局、その契約は破断になり、本田は改めてフリーの立場で、新天地を探していた。
アゼルバイジャン1部リーグは8チームで競われている。首位に立つネフチ・バクーは、名門カラバフFKと競い合っている。優勝すると、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選の出場権を得られる。
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[文:サカノワ編集グループ]