【浦和】リカルド監督がザーゴ監督のコメントに「反論はありません」。FWに求める3条件、ユンカーへの期待も語る
オンラインによる取材に応じた浦和のリカルド・ロドリゲス監督。協力:浦和レッズ
鹿島の前線を警戒、「クロスだけではなく――」。
[J1 7節] 浦和 – 鹿島/2021年4月3日15:00/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が4月2日、オンラインによる取材に応じて、翌3日のホームでの鹿島アントラーズ戦に向けて抱負を語った。
浦和は今季これまでリーグ1勝2分3敗(3得点・11失点)で13位。一方、1試合消化の少ない鹿島は1勝1分3敗(5得点・7失点)の15位。この国際Aマッチ期間に組まれたルヴァンカップ・グループステージでは、浦和は柏レイソルに0-1で敗れ、鹿島はアビスパ福岡に5-1の勝利を収めている。
リカルド監督は鹿島について「前線が強力」と警戒するともに、対戦相手をしっかり分析したうえで臨むと語った。
「エヴェラウドへのクロスには警戒しています。ただ、クロスだけのチームだけではなく、中央でのコンビネーションも長けています。福岡戦ではセットプレーから点を取っています。あらゆる面でしっかり守り、パーフェクトなゲームをしないといけません。私たちのアイデンティティである攻撃的なサッカーを見せたいです」
また、鹿島のザーゴ監督が浦和の印象について、「(浦和の印象について)監督が変わり、特長であるパスをつなぐところを目指してやっていますが、リーグ戦では思うような結果が出ていないようです」と語っていた。そのコメントについての感想を求められると、リカルド監督は「反論はありません。その通りです。改善点がたくさんあります。シーズン序盤は難しい時期になるとは感じていましたが、とてもいいサッカーをお見せしたいです。明日がそのキッカケになるように願っています」と受け止め、勝利を誓っていた。
また4月1日には2020シーズンのノルウェーリーグ得点王であるデンマーク人FWキャスパー・ユンカーの獲得を発表。27歳のストライカーへ、指揮官は次のような期待を語った。
「私がフォワードに求める役割は3つあります。コンビネーションの中で生きること、得点力、そしてプレッシング。年齢的にもよく、非常にいいシーズンを過ごしたあと、浦和に加わります。決定機をたくさん作り出すチームで結果を残していますが、求める特長をすべて備えていると思います」
そのようにリカルド・スタイルにフィットする元U-21デンマーク代表レフティの加入を喜んでいた。
浦和は3日の鹿島戦を皮切りに、7日に清水エスパルス戦(アウェー)、11日の徳島ヴォルティス戦(ホーム)と連戦が続く。4月の躍進へ、鹿島からゴールと白星を掴む。
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[取材・文:塚越始]