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【大分】ペレイラが新天地で決意を示す。エゼキエウと仲良し、ウェリントンから助言を得る

オンラインで取材に応じた大分のペレイラ。協力:大分トリニータ

ボランチが主戦場で、CBにも対応。「攻撃参加が好きなので、可能であればゴールを狙っていきたい」

 J1リーグ大分トリニータに加入するブラジル人MFペレイラが4月9日、現在感染症対策の待期期間にあるなかJヴィレッジ(Jリーグが宿泊施設とグラウンドを一括管理する通称:Jリーグバブル)からオンラインで取材に応じて、新天地での抱負を語った。

 4月4日に入国し、同日夜にJヴィレッジ入り。7日に受けたPCR検査が陰性となり、8日からグラウンドに出てのトレーニングも開始した。

「日本に来るまで時間が掛かりましたが、とても嬉しい気持ちです。ブラジルでは個人的にフィジカルコーチを雇いトレーニングを続けてきました。2か月間ピッチに立っていなかったので、まだ100パーセントではありませんが、取り戻すことに最善を尽くしています」

 大分ではボランチ、あるいはストッパー、センターラインでのプレーが期待される。ペレイラ自身は「守備的なボランチではありますが、攻撃参加が好きなので、可能であればゴールを狙っていきたいです。センターバックもできます」と語る一方、「クロスに対するヘッドには自信があります。ただ、日本のサッカーに適用しなければいけません。その得意なヘッドも日本仕様に磨いていきたいです」とプロフェッショナルな思考も覗かせる。

 そんなペレイラに大分は以前から注目。長い間調査を続けてきたことを彼も知っていて、「根気強く話をいただき、その熱心さが決め手の一つになりました」と、今回の移籍の舞台裏を明かす。

 またサンフレッチェ広島でブレイクの気配が漂うエゼキエウは、ブラジルでも長く仲良かった一人。「彼が活躍するなか、一緒にJリーグでプレーできるのはとてもいいことで嬉しいです」と喜ぶ。

 さらに湘南ベルマーレに復帰するウェリントンは、すでに6年間日本にいたこともあり、様々なアドバイスも受けている。

「日本語も上手で、ブラジル人の視点からブラジル人が日本で過ごすうえでのことなど、いろいろ教えてくれます。ライバルのチームではありますが、すごく力強い仲間になってくれています」

 そして大分でチームメイトとなるエンリケ・トレヴィザンは、ともに長く一緒に戦ってきた「大切なサッカー仲間」だ。「こうして時を経て一緒にプレーできてとても嬉しいです。互いを助け合えればと思います。何より彼の人柄の良さも尊敬しています」と、大分での共闘を心から楽しみにしていた。

 ペレイラの本名は、マテウス・ソウザ・ペレイラ(MATHEUS SOUSA PEREIRA)。184センチ・80キロ。1997年1月31生まれ、ブラジル出身、24歳。ボランチとセンターバックをこなし、豊富な運動量を生かした守備範囲の広さとフィジカルの強さ、そしてスピードを武器にしたボール奪取が武器だ。

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[取材・文:塚越始]

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