ラングニック明日交渉か。フランクフルト監督就任の可能性を現地メディアは…
フランクフルトの長谷部誠。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ヒュッター監督の退任を受けて。SDとの兼任で要請へ。
アドルフ・ヒュッター監督の今季限りでの退任決定を受けて、ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトが4月15日、シャルケ04やRBライプツィヒなどを率いて現在フリーのラルフ・ラングニック氏と会合の席を持つ予定だ。フランクフルトからは監督とスポーツダイレクター(SD)兼任でのオファーを提示すると見られる。
ヒュッター監督は2023年6月まで契約を結んでいたなか、「早期退任」の条項(オプション)を行使することで合意。新シーズンはボルシア・メンヒェングラッドバッハの監督就任が濃厚だ。
またフランクフルトは、ブルーノ・ヒュブナー・スポーツダイレクター(SD)の退任も決定している。さらにクラブの強化責任者であるフレディ・ボビッチ執行役員も退任の意向を示し、ヘルタ・ベルリンやプレミアリーグのクラブに”移籍”する噂が取り沙汰される。
ドイツメディア『ビルド』は13日、フランクフルトの役員であるフィリップ・ホルツァー氏が15日にもラングニック氏と会いたいという意向を示している。そこで最初の話し合いが行われ、クラブ側からの希望が提示されそうだ。
ただし『ビルド』は「フランクフルトがラングラックから合意を得られる可能性はまだ低いと考えられる」と、やや悲観的である。
ヒュッター監督は、フランクフルトの強化部上層の総入れ替えにより、来季、思うような補強が見込めないことも退任を決めた理由の一つだったと言われる。一方、とはいえ、なぜ、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦えるチームではなく、カップ戦出場すら難しいボルシアMGを選ぶのか? といぶかる声も上がっている。
ラングニック氏は1958年6月29日生まれ、ドイツ出身の62歳。レッドブルグループの立ち上げから携わり、RBザルツブルク、RBライプツィヒなどの成功を支え、戦術的な基本軸を植え付け、そのうえで効果的な補強も行ってきた。
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[文:サカノワ編集グループ]