【浦和】西大伍が大分戦で初ゴール!そうだ忘れた…と気付いたこととは?
大分戦のあとオンライン取材に応じた浦和の西大伍。協力:浦和レッズ
一時逆転されるものの、3-2と再びひっくり返す。
[J1 11節] 浦和 3-2 大分 /2021年4月25日16:03/埼玉スタジアム2〇〇2
J1リーグ11節、浦和レッズのDF西大伍が大分トリニータ戦、右サイドバックとしてリーグ5試合連続のフル出場を果たし、開始早々の3分に浦和での初ゴールを決めた。そのあと一旦逆転されたものの、ホームチームが槙野智章、田中達也のゴールで再びひっくり返し、3-2で今季5勝目を挙げた。
5連敗中とあって慎重に守備を固めて入る大分に対し、西はそのギャップを突いてハーフスペースに進入。杉本健勇のポストプレーからパスを受けた山中亮輔がダイレクトでクロスを放つと、走りこんだ浦和の8番がボレーで叩き込み、ゴールネットを揺らした。
「ちょっと時間が早すぎたましたし、(そのあと一時逆転されるなど)焦りすぎたので、あまり……(苦笑)。ただユーチューブチャンネルのオープニングをゴールパフォーマンスにしようと思っていたんですけれど、忘れちゃいました」
西は試合後のオンライン取材でそのように淡々と初ゴールを振り返った。
この試合は攻撃面でより厚みや積極性を持って推進力を強めようと、チーム全体で意識したという。
「セレッソ戦(●0-1)からより良くするために、もう少し攻撃的にと思っていました。ただ、(西自身は)あの点(ゴール)ぐらいで、他にあまりいい場面が作れなかったので、またもう少し考えます」
そのように初ゴールは決めたものの、流れからのチャンス数増加を次の課題に挙げていた。
「ボールを握っているほうが相手にチャンスは行かないので、ボールは持っていたいと思っていました。そこでチャンスを狙うのは大事ですが、バランスやタイミングを、みんなで考えていかなければダメかなと思っています。(鹿島アントラーズ戦あたりから、チーム全体のメンタル的な強さが感じられるが?)そんなに簡単によくなるものではないですが、動じない僕がいるからです」
実際、西が先発起用された鹿島戦から4勝1敗だ。
サイドバックではあるが、ボランチなど中盤的なビルドアップやパサー役も担い、そして数的優位を作り出した際にはフィニッシュにも絡む。その能力があらゆる局面で生かされるリカルドスタイルの中で、西が一つ大きな目に見える“結果”を残した。
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[文:サカノワ編集グループ]