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【岐阜】浦和から加入の柏木陽介がデビュー「本当に感謝」「自分のせいで負けた」。富山との上位対決、0-1で落とす

富山戦のあと、オンライン取材に応じた岐阜の柏木陽介。協力:カターレ富山

「温かい弾幕が出ていて、FC岐阜のため、岐阜県民のために頑張らなければと改めて痛感しました」

[J3 6節] 富山 1-0 岐阜/2021年4月25日14:03/富山県総合運動公園陸上競技場

 J3リーグ、浦和レッズからFC岐阜に加入した元日本代表MF柏木陽介がカターレ富山戦、0-1で迎えた後半途中からピッチに立ち、新天地デビューを果たした。しかしゴールをもたらすことはできず、そのままノーゴールで敗れた。

 柏木は56分、吉濱遼平とともに投入される。トップ下に入りコンダクター役を担ったが、フィニッシュにも絡めるような“勝負”できるポジションでなかなかプレーできず。チャンスを作り出せず、0-1で敗れた。

「久しぶりにピッチに立てたことはすごく良かったですし、ここまで来れたことに感謝しています。ただ、プレーに関しては、良さを全く出せずミスも多かったので、ゲーム感やチームに馴染んでいくことは、まだまだ足りていないと感じました。もっともっと選手の良さを知ってやっていけるようにしたいですし、チームのやり方の理解を深め、次から臨みたい。自分のせいで負けたと言っても過言ではないぐらい、自分に足りなかったと思っています。ここからがまたスタートだと思って、チームに貢献していきたいです」

 柏木は試合後のオンラインによる記者会見でそのように振り返った。

「ハーフタイムには落ち着いてやっていこうと声を掛けましたが、自分が入ってから、もっと声を掛けてやらなければと思いました。点に絡む仕事が求められていながら、まずボールに触れられなかったり、自分のミスで相手ボールにしてしまったり、すごくもどかしい気持ちが大きかったです」

 岐阜の背番号42はそのように反省点を挙げる。

「トップ下で入り、もっとたくさんボールに触ってリズムを作っていくタイプなので、さばいて前へ出ていくプレーを増やしていければ。2トップと近い位置でプレーしようとしましたが、もうちょっと経験を生かして落ち着きをもたらせればと思いました。どんな状況でも自分の良さを出して、チームに貢献できるように考えながらプレーしていきたいです」

 そして柏木は次のように改めて決意を口にした。

「このような状況のなか、チームとして受け入れてもらえて、ピッチに立った時、温かい弾幕が出ていて、自分はまた頑張らなければ、FC岐阜のため、岐阜県民のために自分が何かできることはあると改めて痛感しました。皆さんとJ2昇格をもぎとって、一緒に喜んで、岐阜を盛り上げたいと強く思いました。本当に感謝しかありません」

 パサーではあるが、自身も試合を決定づける――フィニッシュに絡んでいく。33歳のミッドフィルダーには、そんな役割も期待されそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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