×

東京五輪世代にミシャが「あまり活躍してほしくない」と語った理由とは?札幌が2-1で浦和に勝利

札幌のペトロヴィッチ監督(2019年3月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

コンディション悪かった浦和、リカルド監督は活動休止の影響を挙げる。

[J1 23節] 札幌 2-1 浦和/2022年8月9日/札幌ドーム

 東京オリンピックによる中断明けのJリーグ、北海道コンサドーレ札幌が深井一希と小柏剛 のゴールで、浦和レッズに2-1の勝利を収めた。浦和は明本考浩が意地のボレーを突き刺したものの、全体的に動きが重く後手に回った。 

 札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後、次のように選手たちをたたえた。

「前回ガンバ大阪に敗れましたが、今回非常に高いテンポのいいアグレッシブなゲームを見せてくれました。主導権を握り、やりたいサッカーと戦いを見せられました。浦和は質の高い選手を揃え、質の高いパスサッカーをしてきましたが、自由にさせないように高い位置から力強いプレスをかけて、よく走り、よく戦い、狙いを持ったプレーを見せてくれました。球際で負けない、チャレンジ&カバーをしっかりやっていくという話をしてきましたが、1、2点と先取できたことで、私たちの強さと良さを発揮できたと思います」

 また、最後までU-24日本代表に選ばれてきた田中駿汰、ルーキーの小柏剛、菅大輝ら数多くの「東京オリンピック世代」が、札幌では成長を遂げている。この日の小柏のゴールも素晴らしかった。ただ、ミシャはその活躍を素直には喜べない(!?)思いを吐露した。

「本音としては、若い選手たちがいいプレーをしないことを願っています。私たちの規模のクラブでは、いいプレーを続ければ、必ずオファーを受けて抜けていくのが宿命です。1月にはどこかが必ず狙ってくるでしょう。そうすれば、また育てることを繰り返さなければいけません。都倉(賢)(→セレッソ大阪、現・長崎)、(鈴木)武蔵(→ベールスホットVA)、(アンデルソン)ロペス(→武漢)と目立った活躍をした選手は、他のクラブには魅力に映ります。そうなってくると、大学生の選手を獲得し育てるサイクルを続けなければいけません。継続して強くしていくうえで、そうした選手が一人二人さん人と抜けていくのは楽ではありません」

 そして、ペトロヴィッチ監督としては、「いかにリーグを勝ち抜くかを考えると同時に、選手たちをもう一つ上へ引き上げなければいけない。また、彼らの穴をどのように埋めていくのか、そのための下準備をしなければいけません」と、あらゆる選手にチャンスを与えていく重要性も強調した。

 一方、敗れた浦和のリカルド・ロドリゲス監督は「休み明け1週目はすごく良かったのですが、2週目に新型コロナウイルス感染症の陽性者が選手に出て、全体でなかなか練習ができなくなりました。もしかすると、そういったところも少し影響したのではないかかと思っています。どうしても、なかなか練習の質が上がらなかったり、そういったこともありました」と、選手の状態について言及した。

注目記事:東京オリンピック日本代表の市場価格ランキング。2位久保建英19億円、1位は…

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads