【オマーン戦】日本代表ひと言査定。三笘薫が新風を吹き込む。伊東純也も指摘、両SBの“役割”来年のテーマに

吉田麻也は最終ラインのみならず、試合全体をコントロール。

[W杯アジア最終予選 Ｂ組 第６戦] オマーン ０-１ 日本／2021年11月16日20：00(日本時間17日1：00）／Sultan Qaboos Stadium

　カタール・ワールドカップ（W杯）アジア最終予選グループＢの第６戦、サッカー日本代表（SAMURAI BLUE）が伊東純也の２試合連続ゴールで、オマーン代表に１-０の勝利を収めた。日本は４勝２敗の勝点12に伸ばし、W杯出場権の自動獲得圏内である２位に浮上した。

　日本代表出場選手のひと言査定をまとめた。

■先発■
GK 12 権田修一
被シュート４本、そのうち枠内ゼロ。ハイボールへもパンチでリスクを軽減させて対応。

DF 2 山根視来
伊東を後方支援する形。ただそれだと持ち味を発揮できず、フリーであることを生かしたハーフスペースの攻略に課題を残した。

DF 5 長友佑都(▼ 62分）
高い位置取りで相手を牽制し続け、相手はその根競べで折れた。一方、田中とやや息が合っていなかったのは気になるところ。ディテールを詰めたい。

DF 16 冨安健洋
ロングボールにはノーファウルで、ほぼパーフェクトに守り切る。

DF 22 吉田麻也
空気も読み、最終ラインのみならず試合全体をコントロール。時間を使いながら試合を締めた。前半4-3-3から後半4-2-3-1への変更は、「２パターン用意していました」。

MF ６ 遠藤 航
１ボランチと言える形で、複数人相手にも対応し切る。横綱級。

MF ７ 柴崎 岳（▼HT）
よく言えばボールを散らしていたが、悪く言えば消極的で、ハーフタイムに交代。

MF 10 南野拓実（▼62分）
ファイナルサードで最後まで精度が不足。後半には押し込むだけのショットを外す。

MF 14 伊東純也（▼82分）
交代直前のラストプレー。まさに底力でゴール前に詰めて、三笘のクロスにねじ込む。「もう交代だろうと思ったところでのゴールでした。結果にはこだわりました。ただパフォーマンスには満足していません」。一方で「視来と前半は微妙なズレがありました。左も左で難しそうにしていた」「サイドバックとの連係が課題に」。

MF 17 田中 碧
貴重な切り替え役に。彼のボールの奪いどころ（狙い目）を、チームとして確立させたい。

FW 15 大迫勇也（▼88分）
起点として機能。もう一人絡んできたい。終盤はトップ下に入る。

■交代出場■
MF 13 三笘 薫（△HT）
代表デビュー戦、相手を翻弄し続けて伊東弾をアシスト。チームに新風を吹き込ませた。「慣れていたシチュエーション。（システムは変更されたが）ウイングに近い位置にいるように心掛けました」

DF 20 中山雄太（△ 62分）
高い位置でボール奪取から三笘へのパスで決勝点の起点に。

MF 11 古橋亨梧（△62分）
前線に入り、背後を突き続けて相手を困らせる。

MF 18 浅野拓磨（△82分）
プレッシングを掛け続けて無失点勝利に導く。

MF ８ 原口元気（△88分）
最後のカードで投入され、試合を引き締めた。

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[文：サカノワ編集グループ]