×

おめでトーレス!サガン鳥栖引退から2年、注目の「プレー続行」はまさかの…

フェルナンド・トーレスの鳥栖加入が決定!2018年7月の写真です。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

さすが『神童』。「人生を理解できるのは、プレーをすることからだけ」、その真意が明らかになる。

 元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが5月28日、自身のSNSのインスタグラム( アカウントは @fernandotorres )を更新して、2日前の発信から注目されていた次なる「プレー」の場所を発表した。何と……それは玩具メーカー『Juguettos』の広告キャラクターになってのSNSでの宣言だった。

 動画とテキストで投稿したトーレスは、先日の“現役発表”から「皆さんからの応援、愛を目にして、何とも幻想的な気分になっていました」と感謝している。

 そして、タネを明かす。

「私は子供たちが最も好きな『プレー(遊び)』に戻ってきました」と続ける。

 よくよく見ると、そこは玩具に包まれている。右上には、『タイアップ』の表示が――。

 トーレスは「特に小さな子供たちにとって、『プレー』がいかに大切であるかを示したいと思います。『プレー』をやめません」と続ける。

 動画では手にしていた赤い9番のユニフォームを表向きにする。そこには『Juguettos』とメーカーの名前が書かれていた。

 すなわち、玩具メーカーの『Juguettos』のアピールをするという、プレーの(遊ぶ)ための“復帰”だった。この“大役”をこなし、本人も嬉しそう。

 トーレスは26日の投稿では、「私が人生を理解できる(学べる)のは、プレーすることからだけ。だからこそ、私は戻ってくることを決めました。今週の金曜日、私はどこでプレーするのかを発表します」と言っていた。まさか、そういうことだったとは。

 ハッシュタグで「カムバック」を強調していたのは、ちょっとやりすぎだったか。世界中が沸いたが、やや期待外れのオチに終わった印象も……。そう思うのは童心を忘れているからであり、すっかり『神童』の勝ちなのかもしれない。

 元スペイン代表であるフェルナンド・トーレスは2018年夏、アトレチコ・マドリードからJ1リーグのサガン鳥栖に移籍。同シーズンのJ1残留に貢献して、翌年8月23日、ホームでのアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャのいるヴィッセル神戸戦を最後に現役引退を宣言していた。J1リーグでは通算35試合・5ゴールを記録。

 一部のファンはそれは冗談で、このあと現役復帰のチームが発表されるはずだ――と信じていたが、やはりそれはなかった。同時に、2019年8月23日、満身創痍で戦いサガン鳥栖で引退を宣言した、あの時、日本のファンの前で発した言葉が、やはり本当だったことも改めて証明された。

注目記事:日本人選手の市場価格ランキング。23億円の冨安健洋が1位。2位鎌田大地、3位久保建英。守田英正の急浮上で、Jリーグ勢2人は20位以下に…

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads