【相模原】昇格成し遂げた三浦文丈監督が解任に。J2最下位に低迷「悔しく心残り。クラブの決断も理解」
相模原の三浦文丈監督。(C)SAKANOWA
昨季最終節で逆転2位。「どんな時も一緒に喜び、一緒に悔しがり、一緒に戦ってくれたサガミスタの皆さん本当にありがとうございました」
J2リーグのSC相模原は5月31日、三浦文丈監督を解任したと発表した。後任は未定。昨季、怒涛のラストスパートから最終節でJ3・2位に食い込み初昇格を成し遂げた三浦監督だが、今シーズンはこれまでJ2リーグ2勝5分9敗(10得点・23失点)の勝点11、大宮と勝点で並び最下位(22位)に沈んでいた。
三浦監督は1970年8月12日生まれ、静岡県出身の50歳。現役時代は清水FC ― 清水五中 ― 清水市立商業高 ― 筑波大 ― 横浜マリノス ― 京都パープルサンガ ― ジュビロ磐田 ― FC東京。指導者として、FC東京トップチームやU-15むさしコーチ、横浜F・マリノスのトップチーム コーチ、同ジュニアユース監督などを経て、AC長野パルセイロ、アルビレックス新潟、そして2019年から相模原で監督を務めてきた。
三浦監督は次のようにコメントしている。
「このような形でSC相模原を離れることは悔しく心残りです。ただ、今現在の順位、勝点ではクラブのした決断も理解できます。就任してからの2年半、思い返すとあっという間でした。その間、支え協力してくれたクラブスタッフ、コーチングスタッフ、選手たち、SC相模原に関わる全ての皆様、そしてどんな時も一緒に喜び、一緒に悔しがり、一緒に戦ってくれたサガミスタの皆さん本当にありがとうございました。
最後まで皆さんと一緒に粘り強く諦めず戦うつもりでいましたがこのような形になり申し訳ありません。そしてSC相模原が今シーズンの目標を達成できるよう心から応援、願っています」
もちろんチーム内への刺激も大切で、これから夏の移籍市場を迎えるだけに、テコ入れへの手を打つのであれば決断は早いほうがいいに違いない。一方、相模原の戦力や規模は明らかにJ2リーグの中では高いとは言えず、ここからJ2残留への逆襲を果たすためには、補強を含めた大胆な一手に期待したいところだ。
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[文:サカノワ編集グループ]