湘南MF梅崎司が大分へ14年ぶり復帰。「『ただいま、大分』でも今回の移籍は――」
梅崎司。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
完全移籍。湘南ファミリーへ「またピッチでお会いできる日を楽しみにしていますし、その時に負けないよう、限りある現役生活を精一杯努力します」。
J1大分トリニータは7月20日、湘南ベルマーレのMF梅崎司(UMESAKI Tsukasa)を完全移籍で獲得したと発表した。19日からチームに合流する。背番号は「27」。
梅崎は1987年2月23日生まれ、長崎県出身、34歳。 169センチ・68キロ。キックス FC ― 大分トリニータ U-18 ― 大分 ― グルノーブルフット 38(フランス) ― 大分 ― 浦和レッズ ― 湘南 ― 大分。
2021シーズンは J1リーグ2試合・0得点、ルヴァンカップ4試合・0得点、天皇杯2試合・1得点。
通算成績はJ1 リーグ303試合・36得点、ルヴァンカップ49試合・13得点、天皇杯27試合・6得点。
梅崎は次のようにコメントしている。
「湘南ベルマーレから完全移籍で加入しました梅崎司です。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、クラブの経営状態が決して良い状況ではないにも関わらず、僕を必要としてく れたクラブに感謝していますし、育ててもらったクラブに14年ぶりに帰ってくることができて、本当に本当に嬉しいです。
『ただいま、大分』
でも、今回の移籍は単に古巣に帰って来ることができた喜びだけではありません。
今、チームが苦しい状況のなか、もう一度片野坂監督が作り上げた魅力的なサッカーをチームメイトと共に見せていきたい、一体感あるプレー、躍動感あるプレーを見せて、何としても J1に残留するという使命感に駆られていますし、そういった大きな決意をもって移籍してきました。
大分トリニータに関わる皆さんと一致団結して、この困難に立ち向かうために僕自身全力でチャレンジし、貢献することを お約束します。
熱いサポートよろしくお願いします」
一方、湘南のファミリーには次のように感謝している。
「湘南ベルマーレを愛する皆さま、梅崎司は大分トリニータに完全移籍します。
『共に進もう、共に叫ぼう』という後押しが僕にピッタリで、いつも力になっていましたし、皆さんと共にかなり実現できたと僕は思っています。
ベルマーレで共に歓び、進み、叫んだ日々が僕の中での成長に繋げてくれたし、幸せでした。大きな財産です。本当にありがとうございました。
もっともっと皆さんと大きな歓びを共有したかったのも本音ですし、ベルマーレからも素晴らしいオファーをいただきましたが、僕はまだまだ全力でプレーしたいし、挑戦したいし、成長したいし、ピッチで魅せたい。
愛する湘南ベルマーレに関わる皆さんと離れるのは悲しい決断ですが、湘南ベルマーレでプレーできたこと、ルヴァンカップの優勝をはじめ、皆さんと一緒に多くの歓び、感動を味わえたことに変わりはありません。またピッチでお会いできる日を楽しみにしていますし、その時に負けないよう、限りある現役生活を精一杯努力します。
3年半、本当にありがとうございました」
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[文:サカノワ編集グループ]