【浦和】伊藤敦樹のキャプテン誕生秘話、西川周作との熱い対話にヘグモ監督も感動「アツキはリーダーシップを発揮できている」「はい、準備はできています」

「二人の人柄や性格がよく表れた話し合いでした」

[J1 22節] 浦和 – 湘南/2024年7月6日18:30/浦和駒場スタジアム

　J1リーグ 浦和レッズのペア＝マティアス・ヘグモ監督が7月4日、オンラインによる記者会見に応じて、2日後のホームでの湘南ベルマーレ戦に向けてチーム状況や抱負などを語った。

　そのなかで酒井宏樹の退団に伴い、伊藤敦樹が新キャプテンに就任した際の「秘話」を明かした。伊藤と副キャプテンになった西川周作、そしてヘグモ監督、堀之内聖スポーツダイレクターの4人で話し合い、キャプテンを決めたそうだ。

　ヘグモ監督は明かす。

「経験などを踏まえれば、周作がキャプテンになるのが自然かもしれません。敦樹、周作、ホリさんと私でキャプテンについて話し合いました。するとそこで周作は敦樹に『浦和の将来を担う敦樹がキャプテンになるべきではないか。すでにリーダーシップを発揮している』と話しました。すると敦樹は頷き『リーダーになる準備ができています』と語りました」

　指揮官は、その対話を聞いて感動したという。

「二人の人柄や性格がよく表れた話し合いになりました。彼らは選手としても、人間としても素晴らしいと思いました」

　そうして「キャプテン伊藤敦樹」が誕生した。

　するとさっそく、伊藤は初めてキャプテンマークを巻いて戦ったジュビロ磐田戦で1ゴール・2アシストを記録。「良い自己紹介になったのではないでしょうか」とヘグモ監督は目を細めていた。そしてさらに進化を遂げてほしいと期待を寄せた。

「ピッチで周りを引っ張っていけるキャラクターを持っています。戦術的な能力も高く、視野も広く、サッカーの議論ができる知識を備え、野心もあります。ゴールやアシストが増えていて、トッププレーヤーになっていると思います。他の選手やスタッフからも彼に対するリスペクトが感じられます」

いま読まれている記事>>【サッカー日本代表】伊東純也の不起訴有力に谷原章介さん「週刊誌の責任がどうなっていくかも注目に」

　次節は7月6日の湘南ベルマーレ戦。伊藤がキャプテンマークを巻いて、聖地・駒場のピッチに立つ。