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【U-24代表】森保監督の言葉から読み解くスペイン戦スタメン予想。注目のレアル久保建英は短時間の出場か

森保監督のコメントから読み解くスタメン予想。(C)SAKANOWA

「勝ちに行く」一方で、五輪初戦へ中4日と「短い時間」。欧州王者との一戦は二つの位置づけ。

[キリンチャレンジカップ] U-24日本代表 – U-24スペイン代表/2021年7月17日19:20/ノエビアスタジアム神戸

 東京オリンピックの初戦を前にした最後の親善試合となるキリンチャレンジカップ、U-24日本代表対U-24スペイン代表戦が7月17日、ノエビアスタジアム神戸で行われる。欧州予選を1位で突破し(U-21欧州選手権優勝)、金メダル獲得へ陣容も充実。そんな強豪との一戦、森保一監督の前日記者会見のコメントからスタメンを予想したい。

 この一戦は、二つの位置づけがある。一つは東京五輪への最終調整。そして、もう一つが世界屈指のタレント国との距離を測る機会だ。

 森保監督は実戦である以上、あくまでも勝利を目指すことに徹すると強調。その意識は全員で共有して臨む。

 一方、スペインは来日直後、時差も抜けておらず決して万全とは言えない状況だ。また、交代枠は11人。つまり大会前、(ほぼ)全員を起用したいというスペインサイドの意向も汲まれた。

 しかも五輪本番では、メダル獲得の懸かる準決勝以降で対戦する可能性がある。今回勝てれば日本に勢いが付きそうだが、基本的には「練習試合」の位置づけであると認識しておきたい。

「五輪初戦まで中4日と、調整としては短い時間」(森保監督)こともあり、やはり前者の『調整』に軸足を置くことになる。コンディションの最初のピークはここではなく、4日後の南アフリカ代表戦以降に持ってこなければいけない。

 森保監督は「交代枠が11人。少しでも多くの選手を起用したいと思っています」と語る。また、12日のU-24ホンジュラス戦ではオーバーエイジの3人をはじめ主力組が60分以上プレーしている。「出場時間は選手それぞればらつきがあるものの、チームとして90分間戦える体力を付けられた」と言い、一方、後半大幅にメンバーを交代してきた相手とも対峙するなど、先発組の疲労度もかなりあったということだ。

 つまり、主力組はここで無理をさせず、短時間の出場になる可能性が高い。あるいは起用は見送ることもあり得る。

 スペインを相手にピッチに立てば、否が応にもテンションが上がる。森保監督がそこをどのようにマネジメントするか。

 特にスペインでプレーしてきたレアル・マドリードのMF久保建英は、ピッチに立てば人一倍注目を浴びることになる。本人にとっては、ある意味、スペインのクラブチームへのアピールの機会にもなる。ただ、そのテンションをいかにコントロールするかは、森保監督の腕の見せ所。今回、20歳のレフティは先発、交代出場いずれにせよ限られた時間での出場になるだろう。

「世界で戦っていくうえで、同じ目線に立って何ができるのか、できないのかを確認し、それを選手にも実際に感じてもらいたいです」

 そういった指揮官のコメントからも、ホンジュラス戦の控え組、そしてJリーグ組が先発に名を連ねてくることになりそうだ。

 日本はこの試合を終えたあと東京へ移動。22日、南アフリカとの五輪グループステージ初戦を迎える。

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[文:サカノワ編集グループ]

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