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レアル・マドリード移籍組対決、久保とウーデゴールで明暗くっきり。マジョルカ再びアウェー完敗

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takashi EUEGISHI

レアル・ソシエダとの総合力の差もあったが、久保は途中出場から見せ場を作れず。

[スペイン1部 21節] レアル・ソシエダ 3-0 マジョルカ /2019年1月26日/エスタディオ・アノエタ

 スペインリーグ(ラ・リーガ)1部、RCDマジョルカがレアル・ソシエダに0-3の完敗を喫した。マジョルカの日本代表MF久保建英はリーグ2試合連続のベンチスタートとなり、71分から途中出場したものの思うように見せ場を作れなかった。

 この試合の注目点の一つが、レアル・マドリードからレンタル移籍している18歳の久保とレアル・ソシエダの21歳マルティン・ウーデゴールの対決だった。いずれもトップ下でプレーする機会の多い二人だが、今回、ウーデゴールが改めて好調ぶりを見せつけた。2列目に入ったノルウェー代表のレフティは、センターフォワードに入る20歳のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクとの巧みな連係を築き、何度もマジョルカゴールに襲い掛かった。

 46分の1点目はニアサイドでつぶれておとりになってイサク弾を演出し、58分の2点目は自身のチェイスからボールを奪ってオウンゴールを誘い、さらに82分の3点目はミドルを放ってポルトゥのゴールをお膳立て。ウーデゴールはいずれの得点にも関与して、チームに勝点3をもたらした。

 一方、久保は71分にラゴ・ジュニオールと代わってピッチに立った。左MFに入ったレフティは中央にもポジションを取りながら攻撃のアクセントを加えようと試みた。が、約20分間の出場で11回ボールに触ったものの、流れを変えるようなプレーを見せることができなかった。

 マジョルカはいまだ開幕からアウェーでの勝ち星がなく、リーグ5勝3分13敗(22得点・37失点)で17位のまま。しかし2部降格圏の18位セルタ・デ・ビーゴには勝点1差に迫られている。一方、レアル・ソシエダは6位をキープし、4位以内のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内も再び視野に捉えている。久保はリーグ18試合出場で1得点・2アシスト。

 マジョルカは次戦、勝点4差で暫定16位のレアル・バリャドリードとホームで対戦する。1部残留に向けて、勝点3が必須の一戦になる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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