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リバプール南野が「つるべの動き」でジョーンズ弾演出。しかしFA杯3部相手に引き分ける

リバプールの南野拓実。※リバプールの公式ツイッター(@LFCJapan @LFC)より

次第にボールに絡む機会は限られ、85分でフィルミーノと交代に。

[FAカップ 4回戦] シュルーズベリー 2-2 リバプール/2020年1月26日/モンゴメリー・ウォーターズ・メドー

 リバプールFCがFAカップのシュルーズベリー・タウンFCとの4回戦、2点差から追い付かれて、アンフィールドでの再試合になった。直近のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦(〇2-1)でプレミアリーグデビューを果たした日本代表FW南野拓実は、同カップ戦2試合連続の先発出場を果たし、ポストプレーからカーティス・ジョーンズの先制点の起点になった。しかし、その他はインパクトを残せず、85分にロベルト・フィルミーノと交代した。

 南野は4-4-3のセンターフォワードで先発。前線からのプレスを丁寧に続けるものの強度が物足りず、また主力組のように奪いどころを定められず、なかなかボールを引き出せない。

 そんななかでも15分、南野が下がってDFを引き出しながらボールをつなぎ、つるべの動きで前線に駆け上がったジョーンズがシュートを決めて先制に成功する。南野の献身性が光ったプレーだった。

 ただボール保持率では70対30と圧倒的にボールを保持するリバプールだが、次第に連動したプレーも減ってしまう。それでも後半開始早々にオウンゴールでさらに1点を追加し、プレミアリーグ首位の意地を見せた――はずだった。

 ところが、そこからシュルーズベリーの猛反撃に遭う。もたつくリバプールの背後を攻略され、2点を奪われ同点とされてしまう。

 プレミアリーグ首位チームは、79分にジョエル・マティプからモハメド・サラー、さらに85分には南野拓実からロベルト・フィルミーノと主力組を投入する。しかし試合は2-2で引き分け、規定により、リバプールのホームゲームでの再試合が決定した。

 リバプールは超過密日程を強いられているとあって、勝ち切りたかったところ。南野も3部チーム相手に、ゴールやアシストといった目に見える結果も残したかった(ただ逆に言えば南野に、再びチャンスが訪れるとも言えるか)。

 リバプールは次戦のプレミアリーグ、1月29日(日本時間30日4:45)にアウェーでウェストハム・ユナイテッドFCと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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