プレミアデビュー南野拓実「狼の突進」をかわしたフリックが話題に。リバプール破竹の14連勝

リバプールの南野拓実。※リバプールの公式ツイッター(@LFCJapan @LFC)より

足を痛めたマネと代わって出場。いきなり魅せたプレーで、「ピッチに狂気をもたらした!」。

[プレミアリーグ 24節] ウルブス 1-2 リバプール/2020年1月23日/モリニュー・スタジアム

 リバプールFCに今冬加入した日本代表FW南野拓実がウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦、1-0とリードした33分にサディオ・マネと交代出場でピッチに立ち、プレミアリーグデビューを果たした。試合は2-1で首位のリバプールが勝利を収めて、これで14連勝を果たした。

 試合序盤から足を気にしていたマネ30分過ぎ、モハメド・サラーとのパス交換からスプリントをするとプレー続行をあきらめ、その後、ピッチに座り込む。ユルゲン・クロップ監督はすぐに南野に交代を命じる。そして33分、リバプールの「18番」がピッチへと送り出された。

 南野はオフ・ザ・ボールでも積極的に動き、スペースを突いたり、作り出したりと繰り返す。ピッチに立った直後の35分には、後方からのパスを受ける際、フリックでボールを浮かして、猛烈に突っ込んでくる相手選手をかわす。そこからチームの攻撃にスイッチを入れて、チャンスをもたらした。

 リバプールのファンサイトでもこのプレーが話題を呼んだ。

「普段あまり痛がることがないマネだけに、今回の負傷は心配。大事に至らないことを願うばかり」と、リバプールの背番号10の状態は気になるところ。一方、南野のその”狼”をかわしたプレーに、「南野のシルクのようなタッチがウルブスのディフェンダーの頭上を越す」「南野がピッチに狂気をもたらした!」と絶賛。南野への期待の大きさが感じられる。

 試合はその後、1-1の同点に追い付かれ、さらに決定機を作られるなど劣勢を招いた。しかし、次第に挽回したリバプールが、84分、サラーとの連係からロベルト・フィルミーノがシュートを突き刺し、これが決勝点になった。

 リバプールはプレミアリーグ、22勝1分(54得点・15失点)の勝点67で、2位のマンチェスター・シティに勝点16差を付けている。しかも消化試合が1試合少ない。

 マネが復帰できたとしても、でき得るならば、クロップ監督は欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含めた「完全制覇」に向けて、3トップと南野、ディヴォック・オリジらを上手くローテーションしながらチーム力を高めていきたいという狙いが見える。

 何より最初のカードで南野が投入されたところに、指揮官の期待の高さも感じられた。

 FAカップに続いてリバプールでの公式戦2試合目――。しっかりと勝利を収め、南野が着実に、そして力強くまた一歩踏み出した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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