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ファン・ダイク、スアレスも苦しんだ。南野拓実は中断後に必ずチャンスが来る!

南野拓実(日本代表)。写真:徳原隆元/(C)Takashi UEGISHI

ウェブによるチームセッションにごく自然に参加。マネらチームメイトとのコミュニケーションを深める。

 イギリスメディアの『リバプールエコー』はこのほど、イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する南野拓実について「ユルゲン・クロップ監督が進める『変化』が、ミナミノに恩恵をもたらす」と題した記事を掲載し、新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ戦の中断期間も、南野にはマイナスにはならないと報じている。

 記事では「どの選手にとっても、冬の移籍マーケットでクラブに加入することは簡単なことではない」とし、かつて冬の移籍市場でリバプールに加入したファン・ダイクやルイス・スアレス(現・FCバルセロナ)も移籍当初は苦しんでいたと振り返る。それだけにリーグ戦では3試合の途中出場にとどまっている南野も、その一例に該当すると分析する。

 この状況を克服するためには、このリーグ戦中断が南野にとって大きな妨げになるとも言われる。しかし『リバプールエコー』はこの時間を活用し、25歳の日本代表がチームに溶け込むことができていると伝える。

 記事では「クロップが新たな”連携”を作るために時間が与えられた」と分析。チームが公開しているウェブの会議システムを活用したグループヨガやトレーニングセッションなどにも南野が参加して、チームにいることがごく自然になってきた。そうしたなか、サディオ・マネらチームメイトとのコミュニケーションを深めているということだ。

 さらには「この中断期間、南野はリバプールのスタイルをビデオで改めて分析できて、リーグが再開される場合、それを控えた準備期間にチャンスが与えられるだろう。そして再開後は過密日程になるため、ファーストチームでの出番が間違いなく与えられるはずだ」と、記事は前向きに締めくくられている。

 現在中断されているプレミアリーグは、国内の安全が確認された場合、リーグ再開を迎えられることになっている。これまでのところ、5月中の再開を断念。6月上旬の開催を目指している。

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[文:サカノワ編集グループ]

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