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レアル・マドリード『低予算陣容』で久保建英復帰か!ジダン監督は思い悩む?

レアル・マドリードのジダン監督(左)、日本代表での久保建英(右)。(C)Audi Cup 2019 写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

新型コロナウイルスの影響で莫大な投資はできないが、有望な若手を活用する機会になり得る。

 スペインメディア『エル・デスマルケ』はこのほど、スペインリーグ(ラ・リーガ)1部のレアル・マドリードの2019-2020シーズンの陣容を予想するレポートを掲載し、新型コロナウイルスの影響によって補強に関しても先行きが見えないなか、「低予算シフト」になれば、現在RCDマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英を復帰させる可能性があると報じた。

 現在ジネディーヌ・ジダン監督を中心にレアル・マドリードは、来季のチームの構想を立ててているという。とはいえ、新型コロナウイルスの影響で、これまでのような莫大な投資ができないことは間違いないと見ている。

 むしろ今回の「危機」が、これまで獲得してきた将来有望視される若手選手たちにチャンスを与えたり、レンタル復帰させる「理想的な時期」ではないかと提言している。

 そのうえで、例えばGKであれば、GKティボ・クルトワがレギュラーを務め、レアル・オビエドにローン中である21歳のアンドリー・ルニンと20歳のディエゴ・アルトゥーベが第2GKの座を争う――など、低予算シフトの際の予想をしている。

 ただし、すでにタレントがやや飽和状態である中盤(2列目以降)に関して、「ジダン監督は多くの問題を抱えそうだ」と見る。カゼミーロの後継者候補として、スタッド・レンヌの17歳エドゥアルド・カマヴィンガの獲得に動いているが、ハメス・ロドリゲスらの放出は必須だと説く。ダニ・セバージョス、オスカル・ロドリゲス、久保を復帰させる場合にも、既存戦力の整理が必要だと触れる。

 レアル・マドリードがもしも今季投資を緊縮するのであれば、そのようにローンの選手を呼び戻すこともできる。だから、「ジダンは穏やかに落ち着いている」と締めくくっている。

 昨年のような海外への遠征が組まれるかどうかは分からないが、久保が一躍時の人となり注目を集めたように、プレシーズン期間、まずレアル・マドリードに戻り、ジダン監督のもとでプレーし、この1年の成長ぶりを見せる。そのうえで、両者やクラブが、今後について話し合うということは大いにあり得そうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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