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本田圭佑は幻の決勝点、ハンドでPK献上。3人退場の相手にドロー。東京五輪オーバーエイジへ結果残せず

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日本代表本田圭佑ネフチ・バクー

サカノワスタッフ

本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

劇的ゴールと思われたが…。ネフチ・バクーは下位サバ・バクーと痛恨2-2。

[アゼルバイジャン1部 24節] サバ・バクー 2-2 ネフチ・バクー/2021年4月25日(日本時間26日)/バクーアリーナ

 アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑が、サバ・バクー戦で先発出場を果たしたが、20分過ぎにペナルティエリア内でボールを手で掻き出す形になりPKを献上、先制点を与えてしまった(本人もイエローカードをもらう)。さらに2-2で迎えた66分には劇的な逆転ゴールを決めた――かと思われたが、相手GKの前に立っていた味方選手のオフサイドの反則でノーゴールの判定に。相手チームの3選手が退場になる波乱の展開となりながら、痛恨のドロー。34歳のレフティはリーグ4試合目の出場となったが得点できず、下位に痛い取りこぼしを喫し、リーグ優勝争いからまた一歩後退した。

 首位カラバフFKと差を付けられないためにも負けられない、最下位に低迷するチームとの対戦に。本田は中盤の中央から右サイドにかけてプレー。高い位置でボールを収めてタメを作るなど、その重心の重さと展開力を見せつけるなど存在感を発揮していった。

 ところが22分、セットプレーからクリアしようとした際、振り上げた手でボールを掻き出す形になってPKを献上。これを決められてしまう。さらにカウンターからも決められ2点リードを許す。

 その後は乱戦模様に。サバ・バクーはPK2本を献上、さらに3人の選手が退場処分に。本田はPKを蹴らず、直接FKのチャンスで狙ったが、ボールは大きく枠を逸れてしまう。

 そして65分、本田がついにゴールを決めたかと思われたが……微妙な判定ではあるもののラインを上げていることを考えると仕方ないと言える、味方選手のオフサイドのファウルを取られた。

 サバ・バクーはベンチスタッフも退場処分を受けるなど、最後まで荒れた展開が続いた。しかし11人対8人となりながら、ネフチ・バクーは決勝点を奪い切れなかった。本田はフル出場。

 ワールドカップ(W杯)で日本代表として3大会連続でゴールを決めている背番号「4」のKeisuke HONDAはアゼルバイジャンでのリーグ4試合目もノーゴールに。東京オリンピックのオーバーエイジ選出を目標に掲げるなか、いまだインパクトを残す活躍を見せられず、優勝を目指すチームに貢献できずにいる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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