×

【鹿島】安西幸輝が打倒・浦和を誓う。日本代表DF酒井宏樹へ挑戦「逃げずに仕掛け、宏樹くんを抜きたい」「この試合が僕にとってもターニングポイントに」

鹿島の安西幸輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ACL出場権を懸けたライバル同士の対戦。「今シーズン一番大事な『3ポイント』になる」

[J1 35節] 鹿島 – 浦和/2021年11月7日14:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF安西幸輝が11月5日、オンラインによる取材に応じて、2日後の浦和レッズ戦に向けて抱負を語った。

「僕の印象にある浦和は、3バックを敷き、両ウイングバックにドリブルで仕掛けられる選手がいて、というサッカーでした。今はリカルド監督に代わり、システムが4バックになり、2ボランチの選手を中心に中央突破や江坂選手が真ん中で絡んでくる攻撃が上手くいっていると思います。しっかり前からプレッシャーをかけ、しっかりフタをしていきたいです」

 安西はそのように久々の対戦となる浦和についての印象を語る。

 そして予想では左サイドで、日本代表DF酒井宏樹とマッチアップする構図になる。その対決について問われた安西はハッキリとライバル心を吐露した。

「宏樹くんが帰ってきて、それに(長友)佑都くんもですが、本当にずっと勝負したいと思っていました。この試合、僕にとってもターニングポイントになります。逃げずにドリブルで仕掛けて、宏樹くんを抜きたいと思います」

 ポルトガルから今夏帰還した26歳のサイドバックは、そのように闘争心を剥き出しにした。

「2年間海外でプレーしてきましたが、さらに宏樹くんは経験のある選手で、日本代表でも長年サイドバックを担ってきました。あの選手を抜きに行かないと、僕自身もう一度代表に選ばれないと思っています。サイドの主導権を相手に渡さず、イニシアチブを取り、どんどん仕掛けていきたいです」

 一方、浦和のポジショニングによって相手を攻略するスタイルにも警戒していた。

「一歩ずれた瞬間にしっかりオーガイズしてポゼッションしてくるので、そこは特に声を掛け合い、90分間集中しないとやられてしまいます。サイドの主導権を握るためにも、まず中央で落ち着いてボールを回せるかどうかにかかってきます。チームとしてもボールを握り、主導権を掴みたいです」

 鹿島は今季、無冠が決定した。ただ来季のACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を獲得するための戦いには食い込んでいる。あの痺れる舞台へ――安西はこの浦和との一戦の重要性を語る。

「この勝点3が、今シーズン一番大事な『3ポイント』になると思っています。クラブ創立30周年の記念すべき年、目標であったタイトルを逃したことは本当に申し訳なく思っています。この浦和戦へ切り替え、(三竿)健斗を中心に、しっかり3ポイントを取り、ACL圏内へ入っていきたいです」

 順位は鹿島5位、浦和6位だが、両チームは勝点59で並んでいる。3位ヴィッセル神戸とは5ポイント、4位名古屋グランパスとは2ポイント差。残り4試合、勢いをつけるためにもホームで勝利を掴み取りたい。

【注目記事】
【日本代表】スタメン案。上田綺世、前田大然にチャンスを与えたい。W杯アジア最終予選ベトナム戦

河北FCが存続危機。浦和、新潟で活躍のFWレオナルドのJリーグ復帰も!?

日本人選手市場価格ランキングTOP20。久保建英が4位転落。2位冨安健洋、1位は…

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads