「あと一勝」久保建英が東京五輪3決へ「悔しい思いは昨日で最後に。絶対勝ちましょう」
東京五輪準決勝、スペイン戦直後の日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「上手かったですし強かった」とスペイン戦を受け止め、6日メキシコに再び挑む。
[東京五輪 3位決定戦] 日本 – メキシコ/2021年8月6日/埼玉スタジアム2002
東京オリンピックのサッカー男子・準決勝、日本代表は延長後半115分のマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)のゴールで、スペイン代表に0-1で敗れた。日本は8月6日の3位決定戦に回り、メキシコと対戦する。メキシコとはグループリーグ2節で戦っていて、日本は2-1で勝利を収めている。もちろん、その時とはチーム状況はそれぞれ異なってきている。
そうしたなか、これまで5試合連続で先発出場を続けてきたレアル・マドリードの久保建英はスペイン戦翌日、SNSのインスタグラムのストーリーズを更新。円陣を組む日本代表の写真とともに、次のように決意を示し、一丸での戦いを呼び掛けている。
「あと一勝」
「悔しい思いは昨日で最後に。絶対勝ちましょう」
また久保はスペイン戦直後のフラッシュインタビューで、次のように語っていた。
「(準決勝を終えての心境は)なんもないです。出せることを全てやって負けたので、涙も出てこないです……。次(メキシコとの3位決定戦)、ですね。(普段プレーするスペイン代表との真剣勝負について)上手かったし、強かったし、自分たちもしっかりプランを練って挑んだつもりでしたが、あと一歩及びませんでした」
そのようにこの敗れた現実を受け止め、なんとか気持ちを切り替えようとしていた。
GLのメキシコ戦で久保はゴールを決めている(スコアは2-1、GL3連発)。ただ、これまで5試合連続で先発出場している。決勝トーナメントに入ってからは、7月31日のニュージーランド戦で延長120分を戦い、今回のスペイン戦も90分間を戦い抜いて延長突入時に交代。疲労は相当である。
3位決定戦は、6戦連続スタメンなるか。あるいはスーパーサブでの投入となるのか。
中2日と限られた時間の中で、久保はGL以上に牙を剥いてくるメキシコ戦へ、まっすぐ照準を向け始めた。
【PHOTO STORY】アセンシオの衝撃。延長120分…日本、スペインに苦杯│東京五輪サッカー男子 準決勝(25枚)
[文:サカノワ編集グループ]