清水加入のMF松岡大起が決意「もっと成長できる」「エスパルスの勝利のため全力」ロティーナ監督の獲得時の反応は?
清水に加入した松岡大起がオンラインで加入記者会見を行い、新天地での決意を示した。協力:清水エスパルス
「ボールを奪い切れるところを生かし、さらにいろいろなところを伸ばしていかなければいけない」
サガン鳥栖から清水エスパルスに完全移籍で加入したMF松岡大起が8月5日、大熊清ゼネラルマネジャー兼サッカー事業本部長(GM)とともにオンラインで記者会見を行い、新天地での決意を示した。
熊本県出身で鳥栖U-18からトップチームへ昇格。今季リーグ21試合に出場するなど鳥栖の中心選手として活躍してきた松岡だが、このタイミングで、清水への移籍を決断。その理由について改めて問われ、「たくさんの方に相談させてもらい、自分自身が成長するために選びました。大熊さん、清水の方々の話を聞いたうえで、もっと成長できると感じました」と語った。
そのうえで、自身が清水のために何ができるのか――。20歳のボランチは次のように言った。
「しっかりコミュニケーションを取りながら、ボールへしっかり強く行って奪い切れるところを生かして、さらにエスパルスに来ていろいろなところを伸ばしていかなければいけないと感じています。チームのコンセプトとやるべきことを理解し、たくさんコミュニケーションをとってやっていきたいです」
そして背番号『33』に決まった松岡は、「エスパルスが勝つために、自分の全力を尽くします」と誓った。
ちなみに清水に来てからは、「以前チームメイトだった権田修一選手、原輝綺選手とは連絡していましたし、また、鈴木唯人選手、中村慶太選手とはよく話していたので、今すごくサポートしていただいています」ということだ。
また大熊GMは、松岡を獲得できそうだという話を伝えた時のロティーナ監督の反応について、次のように語った。
「常にコミュニケーションを取り情報は共有していましたが、本当に来るのかという、驚きはあったようです。清水のホームで対戦した時(3月14日・6節/△0-0)に大起がいいプレーをしていたのはロティーナさんの脳裏に残っていたと思いますし、チームに必要な戦力でいい競争を生んでくれると実感したはずです」
そのうえで『王国・清水』の復権に向けて、大熊GMは「清水に来れば上手くなれる。そういうクラブでありたい。もちろんそのベースがユースにあるべきなのは間違いありません」としたうえで、松岡についても「今すでに力がありますが、さらに力をつけて海外にチャレンジして、再び清水に戻って来れる。そのような信頼関係を築いていくことも重要ではないかと思っています」と、Jリーグの昨今の若手の動向を踏まえたうえで、理想のサイクルにも言及していた。
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[取材・文:塚越始]