×

永井秀樹監督のパワハラ“隠ぺい疑惑”、東京Vが否定。選手会からJリーグへの意見書も確認されず

東京ヴェルディのユニフォーム。(C)SAKANOWA

コンプライアンス委員会による調査中。発表が遅れている事実は認める。

 J2リーグ東京ヴェルディは8月30日、28日付の一部報道で「トップチーム監督の指導についてパワハラのような行為があったことに対し、当クラブのフロントが積極的な調査をしていない」とする記事が掲載されたことについて、「隠ぺい」はしていないと否定した。また記事中の内容についても、事実誤認と見られると指摘している。

 クラブは7月26日からトップチームの運営状況にかかるコンプライアンス委員会を設置。現在も調査中であるため、具体的な詳細を現時点では明かせないものの、この報道を受けて「今後の調査に差し支えない範囲」で、これまでの経緯などを公表。週刊誌報道の前からコンプライアンス委員会は立ち上げられ、これまで7月29日、8月12日・17日・23日にJリーグに対し、調査の進捗状況を報告。「『隠蔽』との指摘は全く該当しません」と主張している。

 一方、匿名性の観点などから、これまでまだ最終結論に至っていないのは事実だとしている。

 そのうえでクラブは「このことで、当クラブに所属する選手やスタッフのみならず、応援してくださっているファン・サポーターの皆様、ステークホルダーの皆様の疑念や不安を払拭できていないことは大変申し訳なく、当クラブとしてもお詫び申し上げます」と謝罪。そのうえで「当クラブとしては、最終結論において、当クラブに所属する選手やスタッフのみならず、応援してくださっているファン・サポーターの皆様、ステークホルダーの皆様の信頼に応えられるように、調査及び改善のための活動を続けてまいりますので、最終結論が出るまでもうしばらくお待ちください」と報告している。

 また2021年8月28日時点、Jリーグに確認したところ、東京ヴェルディ選手会からの意見書がJリーグに到着していた事実はなく、27日にJリーグ内において幹部による会議も開催された事実はないと聞いているという。

 今回の報道に関する調査結果も、後日Jリーグへ報告書を提出する予定だ。

【注目記事】
・中国代表のバブル生活が明らかに。中華料理専属シェフ帯同、ギター弾き孤独を和らげる

・「過酷な環境で勝負したい」日本代表DF長友佑都が“新天地”に言及。フリーの身、一体どこで何をしてきたのか?

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads