超劣悪めくれる芝のPK戦、ACL川崎が足元をすくわれる。蔚山戦を落としベスト16で敗退
蔚山ゴールに迫る川崎のレアンドロ・ダミアン。 (Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images)
延長120分間の死闘を経て、3人がキックを失敗。
[ACL ベスト16] 蔚山現代 0(0EX0、3PK2)0 川崎/2021年9月14日/蔚山文殊サッカー競技場
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)、川崎フロンターレ対蔚山現代の一戦、延長120分間を戦っても互いに譲らずPK戦に突入。ペナルティスポットの芝生がめくれ上がる非常に劣悪な状況下、川崎は3人、蔚山現代は2人のキッカーが失敗。PK戦3-2で、蔚山現代がベスト8に勝ち上がった。川崎は先日のルヴァンカップ準々決勝に続いて、カップ戦のトーナメント初戦を落とした。
両国の現在リーグ首位同士の対戦。互いにチャンスを作り出すもののゴールは割らせない息詰まる攻防を展開する。
昨季ACL覇者の蔚山現代相手に、川崎はセンターフォワードのレアンドロ・ダミアン、脇坂泰斗、家長昭博を起点に、相手ゴールへ迫る。
試合終盤にはレアンドロ・ダミアンと知念慶が前線を形成。ゴールを奪いに行く前傾姿勢になる。それでも90分間で、枠内シュートは1本と決定機を作り切れない。
一方、蔚山現代も元横浜F・マリノスのユン・イルロクを投入するなど撃ち合いの様相に――。
まさに一進一退、互いに譲らず。決着はPK戦に委ねられる。
すると、1本目先行の知念慶がキックを成功させるものの、地面の芝が飛び上がるようにめくれる。2本目の長谷川竜也のキックは、軸足の芝もめくれあがってしまい、キックはクロスバーを越えてしまう。
左利きだったジョアン・ミキッチのキックもバーを越え、家長のキックは韓国代表GKウォン・ドゥジェに止められてしまった。
相手も2本失敗(チョン・ソンリョンのセーブ、バー直撃)。しかし蔚山現代が1本上回った。敵地に乗り込んでの一戦、Jリーグ王者がまさに最後の最後に足元をすくわれてしまった。
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[文:サカノワ編集グループ]