【川崎F】ACL決勝アル・アハリに0-2、終盤猛攻も枠内シュートゼロで完敗。Jリーグ勢は2年連続準優勝
アル・アハリ・サウジのイングランド代表FWトニーと競り合う川崎の日本代表DF高井幸大(右)。写真:AP/アフロ
ベスト8の壁を突破したが――。
[ACLE 決勝] アル・アハリ・サウジ 2–0 川崎/2025年5月3日25:30/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ
アジアのクラブ王者を決定するAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート決勝、川崎フロンターレ(J1リーグ)は アル・アハリ・サウジFC(サウジアラビア1部) に0-2で敗れ、準優勝に終わった。大会方式は変わったが、Jリーグ勢は昨年の横浜F・マリノスに続いて、2年連続でのACLファイナルでの敗戦に。
クリスチアーノ・ロナウドやサディオ・マネらの所属したアル・ナスルとの準決勝からわずか中2日、川崎の長谷部茂利監督は再び大幅なローテーションを敢行。エリソン、家長昭博、キャプテンの脇坂泰斗、クリロナの決定的なシュートをブロックした佐々木旭、そして河原創が先発に復帰した。
一方、アル・アハリでは、ACL枠の元リバプールFCのロベルト・フィルミーノ、エズジャン・アリオスキらが先発した。
川崎は準々決勝のアル・サッド戦の前半のように、ボールサイドへプレスに行けない。次第にラインを下げた対応になっていくと、35分、ガレーノの放物線を描くミドルが決まり、“ホーム”のアル・アハリが先制する。
さらに42分、左サイドバックで先発した三浦颯太が負傷し、10人対11人になっていた数十秒だった。脇坂泰斗が回っていたものの、まさにそのサイドを突かれ、フランク・ケシエに決められてしまう。
ハーフタイムを挟んで、川崎は入れ込み気味だったエリソンを下げて、山田新を投入。後半立ち上がりは、その山田のアップダウンを生かして、川崎がテンポよくパスを回していく。しかし徐々にアル・アハリのパワーに圧されて、その壁を突破できなくなる。
試合終盤に伊藤達哉が惜しいシュートを2本放ったが……。結局、速報値では、シュート数7本対17本で、枠内7本対ゼロ本という内容だった。
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川崎はこれまで最高だったベスト8の壁を突破し、ファイナルまで進んだ。しかし初のアジア制覇はならなかった。