【C大阪1-2鹿島】命運分けた「靴ひも」。上田綺世2ゴール逆転!東京五輪代表の同僚、瀬古歩夢との駆け引きで…
上田綺世。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
乾貴士も原川力への圧巻スルーパスで魅了。
[J1 30節] C大阪 1-2 鹿島/2021年9月26日15:03/ヨドコウ桜スタジアム
J1リーグ30節、鹿島アントラーズが上田綺世の2ゴールでセレッソ大阪に2-1の逆転勝利を収めた。ホームチームは乾貴士のスルーパスから原川力が先制点を決めたものの、その乾をはじめ負傷による交代などから流れを明け渡してしまった。鹿島はC大阪でのアウェーゲーム、これで9連勝。今季三度目の逆転勝利となった。
58分、左サイドでの乾のスルーパスから、フリーで抜け出した原川がゴール! C大阪が限られたチャンスをものにして均衡を破ってみせた。
しかしその直前に交代出場していた鹿島の日本代表FW上田が、ここから存在感を発揮。66分、左右に揺さぶりをかけながら、ペナルティエリア内の右サイドで粘った和泉竜司が中央に折り返し、上田がニアにヘッドで飛び込み同点に追い付く。
そして82分、ペナルティエリア内にて瀬古歩夢のファウルで獲得したPKを上田が自ら決めて、逆転に成功した。
これで上田は通算11ゴール目。東京オリンピック日本代表とフル代表にも選ばれてきたストライカーは試合後のフラッシュインタビューで決勝PK獲得のシーンについて、「僕の靴紐に引っ掛かった相手の不運もあってのPKでした。逆に僕らにつきがあったと思います」と振り返った。
上田は2年連続でのふた桁ゴールを記録。相馬直樹監督は試合後、「現代のサッカーでは、仕事としてフォワードは多くのタスクをこなさなければなりませんが、やはり点を取ってチームを勝たせてくれる選手。ゴールは毎回生まれるわけではないので、それ(あらゆるタスク)を続けていくことが、大事だと思います。今日はチームを助けてくれたと思います」と語った。
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[文:サカノワ編集グループ]