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【神戸-浦和】酒井宏樹の得点取り消し、GK飯倉大樹へのファウルは「笛を吹かざるを得なかった」

酒井宏樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

VARももちろんチェックし――。

[J1 31節] 神戸 5-1 浦和/2021年10月2日15:03/ノエビアスタジアム神戸

 J1リーグのヴィッセル神戸対浦和レッズ戦、前半終了間際にコーナーキックの流れから酒井宏樹がダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。しかしその直前、柴戸海の腕がGK飯倉大樹の顔面に入ったとして、そのファウルで得点は取り消された。このシーンがDAZNの『Jリーグジャッジリプレイ』で取り上げられ、元国際審判員の奥谷彰男氏が判定について詳しく解説をした。

 0-3のスコアで迎えた前半アディショナルタイム、江坂任がインスイングのコーナーキックを放つ。ゴール前の混戦のなか、まず飯倉が両手で小泉佳穂の背中を押し倒す形に。そこから飯倉が後方にバックステップで向かう。

 今度は郷家友太とポジションどりをしていた柴戸が押されるようになり前へ出る。するとその腕に飯倉が当たって転倒。そのあとショルツの折り返しを、酒井が押し込みゴール。しかし、柴戸の反則により、ゴールは認められなかった。

 いくつかの事象が重なっていたが、奥谷氏は主審の視点では、「アクシデンタルにキーパーが顔を打ち、プレーできなくなっています。レフェリーとしては笛を吹かざるを得なかった。浦和としては気の毒なシーンだったと言えます」と、決して故意ではないものの、反則を取らざるを得なかったと説明した。

 一方、飯倉が小泉を明らかに押している点は、「気になるところ」とも指摘していた。

 VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)ももちろんこのシーンをチェックしていて、「主審と情報をすり合わせ、介入するほどではないと判断したのだと思われます」と、主審の判定が尊重されたと言える経緯にも触れた。

 結局、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を目指すライバル同士の対戦はこのあとさらに2点を追加した神戸が5-1で勝利を収めている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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