×

鎌田&長谷部のフランクフルト、観客動員の上限撤廃。5万人以上“声援あり”で収容可能に

フランクフルトはすでに2万5000人が入場可能。30日からは上限撤廃、5万1500人の動員が認められる。 (Photo by Alex Grimm/Getty Images)

6歳以下はワクチン接種者と同じ扱い。

 ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトは10月20日、30日のRBライプツィヒ戦から、これまで新型コロナウイルス感染症対策により設定されていた観客動員の上限数(2万5000人)を撤廃することが決まったと公式サイトで発表した。5万1500人の動員が認められる。

 ヘッセン州の発表を受けて、これまでワクチン未接種者だが試合前にPCR検査を受けることで入場可能な人数を、1500人(5パーセント)から最大5000人(10パーセント)に増やす。6歳まではワクチン接種者と同じ扱いで、12歳までは抗原体検査や学校での検査結果を提示すれば認められる。

 ワクチン接種者、一度感染から復帰した人は、検査の必要はなし。

 一方、ゴール裏の立見席は、マスク未着用でも問題なく、ワクチン接種者のみ入場が認められる。歓声を送ることは、現時点でも問題ない。

 クラブ広報担当者は次のようにコメントしている。

「様々な面で良い方向に向かう一歩となりました。今回からようやく、すべてのシーズンチケットホルダーが再び自分の席で観戦できるようになりました」

 日本代表の鎌田大地と37歳の長谷部誠が所属するフランクフルトは、今季リーグこれまでバイエルン・ミュンヘンから勝利したものの1勝5分2敗で14位と低迷。日本時間の22日4時からはヨーロッパリーグ(EL)で、ギリシャ1部のオリンピアコスと対戦する。

 一方、NPB・Jリーグの新型コロナウイルス感染症対策連絡会議では、欧州と日本では感染者数のそもそもの人数や国としての施策も大きく異なるため、こうして“フル入場”を認めるイギリス、ドイツの対応は、あくまでも参考程度にしているということだ。

 Jリーグでは「ワクチン・検査パッケージ」を用いた実証実験を実施し、政府と協議しながら上限1万人の枠を増やしている。国との様々な折衝のうえ実現しているのだが、一方、その間に感染者数は急減。その実験をどこまで有用なものにできるかもテーマとなってきそうだ。

【注目記事】
久保建英は330億円!レアル・マドリード「契約解除条項」。1位なんと1330億円であの二人

パリ五輪へ始動。「10番」郷家友太ら“オーバーエイジ候補”で招集。U-22日本代表発表、内田篤人氏も帯同

三笘薫が語るベルギー生活。唯一「勘弁してくれ」と思うこととは?

[文:サカノワ編集グループ]

Ads

Ads