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「驚いた、君たちのせいだぞ!」クロップがリバプール番記者に怒った!?その理由とは

リバプールのクロップ監督とサラー(11番)。右は南野拓実。 (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

プレミア最強FWサラー、そして元教え子のレヴァンドフスキ…。

[プレミアリーグ 14節] エヴァートン – リバプール/2021年12月1日21:30(日本時間2日5:30)/グディソン・パーク

 サッカー日本代表MF南野拓実が所属するイングランドプレミアリーグ・リバプールFCのユルゲン・クロップ監督が11月30日、エヴァートンFCとの「マージーサイド・ダービー」を控えた記者会見に臨んだ。ドイツ人指揮官は、5人が負傷中であるため、総力戦でここを乗り切りたいと抱負を語った。

 また、この会見の中で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が2020-21シーズン、自身7度目となる世界最優秀選手賞のバロンドールを獲得したこと、そしてリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーがそのランキングで7位だったことについて質問を受けて、自身の考えを語った。

 サラーは世界最高峰に君臨するプレミアリーグで、昨季4年連続公式戦20ゴールを達成。リーグ戦ではハリー・ケインと1点差となる22得点を決め、改めてプレミアリーグを代表するアタッカーであることを証明してみせた。

 ところが、昨季リーグ3位だったFCバルセロナでリーグ30ゴールを記録したメッシが受賞。コパ・デル・レイ、そして代表でのコパ・アメリカ制覇が評価された形だ。

 クロップは次のように指摘した。

「驚きましたよ、とはいえこれについて私が何かできるものではありません。その投票数は見ました。でも知りません、どのようなジャーナリストが投票しているのでしょうか? (集まった記者に)それは君たちのせいではないんですか! 彼の得票がもうちょっとあるべきだと思うのであれば、同僚を説得してください。とはいえ、それが100パーセントすべての総意なのかよく分かりません」

 バイエルン・ミュンヘンのエースストライカーとしてブンデスリーガで史上最多41ゴールを記録、チームも前人未踏リーグ9連覇を達成したポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが次点だった。

「そのタイトルをリオネル・メッシのキャリアに捧げるのはいつでもできますが、ロベルト・レヴァンドフスキ(※ボルシア・ドルトムント時代に同僚だった)が今回受賞できなければ、ちょっとこの先は難しいでしょう。モー(サラー)は間違いなく、もっと上位であるべきです」

 そのように、リバプールの指揮官は、この賞の“システム”に疑問を投げ掛けた。

 ちなみにバロン・ドールは180の国・地域の記者が1位~5位までを選択し、そのポイントによって決まる。強豪であるほどチーム内で票が割れることが近年の課題に挙げられている。また、今回コパ・アメリカでのアルゼンチン代表の劇的な優勝により、メッシを5位から外すのが難しかったことも影響したと見られる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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