久保建英のマジョルカ、パコ・アルカセル獲得に動く。しかし実現は「簡単ではない」
昨季ヨーロッパリーグを制したビジャレアルのパコ・アルカセル。 (Photo by Michael Sohn - Pool/Getty Images)
昨季ビジャレアルでチームメイト、スペイン代表19試合・12得点。
スペイン1部RCDマジョルカがこの冬の移籍マーケット、ビジャレアルCFのFWパコ・アルカセル(Paco Alcácer)の獲得に動いている。1部リーグ残留への“ラストピース”として迎え入れたい意向だ。
マジョルカのラジオ局『Grade3』は『ウルティマ・オラ』マジョルカ版の情報とともに、現在開いている移籍市場で、マジョルカは負傷中ではあるものの、このスペイン代表にも名を連ねてきたストライカーの獲得に本腰を入れていると伝えた。一方、アブドン・プラッツ、フェルナンド・ニーニョ、マシュー・ホッペに退団の噂が出ていたが、マシュー・ホッペのみが出ていくことになりそうだという。2部リーグでの移籍先を探しているそうだ。
ただし、アルカセルの獲得実現は「簡単ではない」。
アルカセルは数日前、すでにレンタル移籍のオファーを拒否していたそうだ。その1チームがカディスCFであり、さらに海外からも話が届いていたという。
今季は公式戦12試合(604分)に出場。そのうち8試合に先発して、4ゴールを決めている。そのうちラ・リーガは9試合・2アシストと、得点を奪えずにいる。
2ゴールを決めた12月15日のコパ・デル・レイ2回戦の以来、筋肉系のトラブルもありプレーできていない。ただ、間もなく復帰できる段階にあるそうだ。
同メディアは「マジョルカは彼を欲しているが、彼がパルマに行きたがるかどうかはまだ分からない」と伝えている。
アルカセルと久保建英(マジョルカ、日本代表)は昨季途中まで、ビジャレアルでチームメイトだった。スペイン代表として2019年まで19試合・12ゴールを決めている、この28歳のストライカーを獲得できれば、マジョルカにとって、1部残留に向けて非常に心強い存在になることだけは間違いないが、果たして……。
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[文:サカノワ編集グループ]