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強いビジャレアル。久保建英が復帰したスペイン代表FWモレノ&パコと珠玉の約20分間

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

公式戦4試合ぶりの途中出場、最下位のバリャドリードに2-0勝利。惜しくも決定機を逃す。

[スペイン1部 8節] ビジャレアル 2-0 バリャドリード/2020年11月2日/エスタディオ・デ・ラ・セラミカ

 スペイン1部リーグ8節、ビジャレアルCFが最下位のレアル・バリャドリードに2-0の勝利を収めた。日本代表MF久保建英は公式戦4試合ぶりのベンチスタートで、64分から途中出場を果たした。19歳のレフティはこれまで公式戦全試合出場を続け、勝点3獲得に貢献。試合数が異なるものの、チームは4勝3分1敗で暫定3位に浮上している。

 この試合で、スペイン代表FWジェラール・モレノがケガから復帰するとともに先発出場を果たす。ウナイ・エメリ監督は4-4-2を採用し、モレノと元スペイン代表のパコ・アルカセルを前線に、そして右MFにサムエル・チュクウェゼ、左MFにモイ・ゴメスを配置した。

 試合は立ち上がりからホームチームが圧倒。21分にアルフォンソ・ペドラザの左サイドからのクロスにチュクウェゼが合わせて今季初ゴール。37分にコーナーキックからパウ・トーレスが押し込み、リードを広げる。

 久保は64分、チュクウェゼと代わって、そのまま右MFに入る。状況に応じて中央のスペースを活用し、モレノ&パコに正確なパスを放ち、久保もそのリターンを受けるなど、攻撃を改めて活性化させる。危ういミスパスも1本あったが、そのふたりがベンチに下がる83分までの約20分、チームとしても質の高い珠玉のパフォーマンスを見せた。

 その後、久保は4-2-3-1のトップ下でプレー。84分にはカルロス・バッカのスルーパスを受けて、GKとの1対1でシュートを放ったが……ここは惜しくもブロックされてしまう。

 終盤はバリャドリードの猛攻を受けたものの、シュートがポストを叩くなど救われて、ビジャレアルが2-0の勝利を収めた。FCバルセロナ戦を0-4で落としたあとしっかり立て直し、そこからリーグ3勝2分と負けなしだ。

 さらにビジャレアルは11月5日(日本時間6日5:00)、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ3節、2連勝同士のマッカビ・テルアビブとホームで対戦する。連戦が続くとあって、久保は同コンペティションでの3試合先発出場もあり得そうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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