久保建英復帰への布石。“異例の移籍市場”レアル・マドリードは「売って、売って、売りまくる」

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

白い巨人の新戦力「補強」はなしか。

 スペインメディア『マルカ』は8月13日、スペイン1部リーグ・レアル・マドリードの移籍市場での動向と2020-21シーズンの陣容を予想するレポートを掲載した。新型コロナウイルスの影響を受けるとともに、観客動員など先行きも全く読めずにいるなか「白い巨人」が異例のオフを過ごしているという。このプレシーズン、新戦力の補強は「なし」となる可能性が高まっている。

 売って、売って、売りまくる――。センセーションな書き出しで、現在、久保建英(ビジャレアルCF)をはじめレンタル組を含めると40人ほどの“大所帯”となっているレアル・マドリードは、その人員削減をこのオフのテーマにしているという。

 パンデミックの影響も受けて活用できる資金の見通しが立たず、新戦力の補強はせずに、レンタル組のマルティン・ウーデゴール(昨季レアル・ソシエダ)、ダニ・セバージョス(昨季アーセナルFC)の復帰で、チームの底上げを図るという。いずれも昨季プレーした両チームに残留する可能性が高いと言われてきたが(ウーデゴールはレンタルによる2年契約だった)、いろいろな意味での現在の危機を乗り越えるため、成長著しい二人を復帰させるということだ。

 一方、レアル・マドリードの「今オフの最大の課題」が、ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲスをはじめとする既存戦力の“売却”だ。「この二人だけでレアル・マドリードの給与の多くを占めている」と指摘しているものの、買い手がつくかどうか、この段階でも微妙であるという。

 またクラブは現在、ヘイニエル、オスカル・ロドリゲス、ブラヒム・ディアスのレンタルを含めた新天地探しを優先して進めているという。18歳の“ブラジルの至宝”ヘイニエルは、ボルシア・ドルトムントへの期限付き移籍の可能性が高まっている。

 久保は早い段階でビジャレアルでプレーすることが決定。昨季プレーしたRCDマジョルカよりも格段にレベルが上がる環境で通用するのかどうか。その活躍によって――レアル・マドリードは、来季復帰させるプランを用意しているという。

 リスクを伴い、見通しも立たない。それでもこのパンデミックの先、「白い巨人」は血を入れ替え、時代の主導権を握ろうという試みを進めている。

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[文:サカノワ編集グループ]

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