【今日の1枚】試合開始直前、髙萩がミシャに駆け寄って
試合前の札幌のペトロヴィッチ監督(左)とFC東京の髙萩。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
味スタでの再会のワンシーン。
[J1 14節] FC東京 0-0 札幌/2018年5月13日/味の素スタジアム
試合開始直前だった。FC東京のMF髙萩洋次郎が、札幌のペトロヴィッチ監督(愛称、ミシャ)のもとへ駆け寄る。そして笑顔のミシャに迎えられ、二人で抱擁を交わす。
サンフレッチェ広島時代の2007年、愛媛FCからレンタル復帰した髙萩は、ミシャから徐々にチャンスを与えられる。そして08年途中から中盤のレギュラーの座を掴み、チームの軸に成長していく。13年には日本代表デビューも果たした。
その後、それぞれが戦いの場を変え、この日、味の素スタジアムで再会を果たした。
髙萩は31歳になり、ミシャは還暦を迎えた。来日13年目を迎えるミシャにとっても、愛弟子と対戦できること、それだけでも幸せなことなのだろう。それぞれが束の間、最高の笑顔を浮かべる。髙萩のちょっと驚いた表情もまたいい。
二人の変わらぬ絆を物語る再会のシーンだ。
文:サカノワ編集グループ