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FC東京で初の2得点!永井謙佑の『人の好さ改革』を長谷川監督も喜ぶ

FC東京の永井謙佑(左)とディエゴ・オリヴェイラが2試合連続アベックゴールを達成!写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

早くも昨季を上回る6ゴール目!指揮官「謙佑はすごく人が好い。ただ……」。

[J1 18節] FC東京 3-1 G大阪/2019年7月7日/味の素スタジアム

 FW永井謙佑がFC東京でのリーグ戦初の2ゴールを決めて、さらにディエゴ・オリヴェイラとの2試合連続アベック弾も達成し、チームに3-1の勝利をもたらした。FC東京はリーグ戦2連敗のあと、ホームで2連勝でガッチリ首位をキープした。

 永井の昨季リーグ戦の成績は32試合5ゴール。今季は18試合目で6ゴールと、早くも昨季の得点数を上回った。

 いったい何が変わったのか? 長谷川監督は試合後の記者会見で、”永井の変化”について次のように語った。

「謙佑はすごく人が好い。それもあってゴール前のチャンスで、パスを出してしまうことが昨年まではたびたびありました。そこで、もっとゴールに向かってプレーしようよ、と言ってきました」

 さまざまな経験を経て、永井は「ストライカー」としての天性を改めて呼び覚ました、と感じているという。

「サイドやFWで試してきましたが、『FWはゴールを決めないといけない』という自覚が芽生えてきました。それに日本代表にFWとして呼ばれたことで、自信も見られるようになったと思います。パスも決して上手いとは言えませんでしたのでね、思い切ってゴールへ向かっていけと」

 FW出身である長谷川監督らしい竹を割ったようなアドバイスで、永井は(さらにディエゴ・オリヴェイラもか)ゴールへの太く直線的な道筋を切り開いていった。

 FC東京の今季これまでの通算28ゴール中、2トップが16ゴールを決めている。実に理想的だ。永井がこのまま自信を深めてゴールを量産すれば――「人が好い」という性格はそのままに、しかしピッチではよりエゴを発揮して――FC東京の悲願であるJリーグ初制覇も現実味を帯びてくる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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