松本山雅が新法人「一般社団法人松本山雅SC南信」を設立へ
松本山雅FCのエンブレム。(C)SAKANOWA
南信地域でのサッカー普及活動の拡充と育成年代の人材発掘・人材育成の強化を担う。
J3リーグの松本山雅FCを運営する株式会社松本山雅は、4月1日に「一般社団法人松本山雅SC南信」を設立すると発表した。新法人は現在、株式会社松本山雅とNPO法人松本山雅スポーツクラブが実施している上伊那・下伊那を中心とした南信地域でのサッカー普及活動の拡充と育成年代の人材発掘・人材育成の強化を担う。また松本のホームタウン・長野県箕輪町に事務所を構え、松本をともに支える山雅ファミリーのさらなる拡大を目的に様々な活動をしていく。
2019年には箕輪町が南信地域初のホームタウンに加盟。松本を支援する山雅後援会では、13年に南信州支部、20年には飯伊(はんい)支部が発足するなど、南信地域から松本山雅FCを支援する機運が高まっている。
サッカー普及活動では、15年に清流苑(松川町)でのサッカースクールを開校し、18年に「大芝高原屋内運動場(南箕輪村)」、「こども学遊館(喬木村)」、19年に「ながたドーム(箕輪町)」と4会場に拡大。現在200人以上のスクール生がサッカーを学んでいる。さらに22年4月からは飯田女子短期大学グランドにて南信州校週末スクールを開校する。
育成部門では、19年に南信地域を拠点に活動するアマチュアサッカーチーム「M.A.C SALTO(エムエーシー サルト)」のジュニアユースと業務提携し、指導者派遣を経て、20年に「松本山雅FC U-15上伊那」に名称変更し、南信出身の子どもたちがトップチームを目指す一つの道筋になっている。
今年は松本山雅FCアカデミーから輩出した小松蓮、稲福卓がJリーグ公式戦でスタメン出場を果たした。地元出身選手の活躍は、03年からスタートした普及・育成活動の大きな成果の一つに。クラブは「こうした活動をさらに充実させ、地域の皆さまと共に『ひとづくり』『まちづくり』『未来づくり』に貢献していく」という。
概要は次の通り。
■法人名
一般社団法人 松本山雅SC南信(まつもとやまがえすしーなんしん)
■代表理事
久保 翔
■所在地
長野県上伊那郡箕輪町東箕輪3295-2(夢まちLabo内)
■設立年月
2022年4月
■事業開始日
2022年4月1日
■事業内容
(1) サッカースクールの運営 上伊那、下伊那エリアでのサッカースクール運営校 ※2022年4月より、飯田女子短期大学グランドで週末スクールを開校
(2) ジュニアユースの運営 松本山雅FC U-15上伊那(Aチーム:長野県リーグ2部/Bチーム:南信リーグ2部)
(3) 多種目・多世代スポーツ教室の運営 サッカー教室、巡回指導、健康運動教室など (4) 南信地域におけるホームタウン活動 行政と連携した活動(地域イベントへの参加など)
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[文:サカノワ編集グループ]