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【日本代表】三笘薫がW杯出場へ意欲「日本はそんなに強いチームではない」。ベルギーで記者会見

三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ヒーローになった豪州戦は「素晴らしい経験に」。

 日本代表MF三笘薫が4月1日、所属先のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで記者会見に臨み、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト2連戦(24日オーストラリア戦、29日ベトナム戦)を振り返るととともに、W杯本大会そしてベルギーでのシーズン終盤に向けて意欲を示した。

  オーストラリア戦では2ゴールを決めてヒーローになり、日本にW杯出場の切符をもたらした。そしてベトナム戦では、国際Aマッチで初めてフル出場を果たした。

「素晴らしい経験でした。とても重要な試合でプレーするだけでなく、違いを見せられました。この気持ちをユニオンでも続けたいです」

  ユニオンではリーグ20試合・5得点を記録。衝撃のセラン・ユナイテッド戦でのハットトリックなど、そのうち4ゴールが途中出場からだ。

「間違いなく、あの試合(セラン戦)が全てを変えました。3ゴールを決めたのは初めてです。ファンからの応援を受けて、アドレナリンが出て自信がつきました」

「確かに得点できているのは、主に途中出場です。もちろん、ベースプレーヤー(レギュラー)として重要な役割を果たしたいと思っています」

 24歳のアタッカーはそのように先発へのこだわりを口にする。

 そして、「ワールドカップは楽しみか?」という問いに、三笘は率直に答える。

「誰が選出されるかはまだ分かりません。もちろん出たいですが、いい選手がたくさんいます。ユニオンでアピールし、選出されたいです。日本はそんなに強いチームではありません。グループステージはとにかく楽ではない。みんな自分たちが最高の状態で進まなければならないと理解しています」

 好調だったチームへのフィットには時間がかかったもののそれも当然だと受け止め、「素晴らしいチームメイトに助けられました」と感謝する。ユニオンは現在23勝5分5敗で、レギュラーシーズンの首位に立っている。冬の負傷から復活した三笘の存在感は再び増している。

 三笘はイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCからの期限付き移籍中の立場である。来季は“復帰”の可能性が高いと言われるが、W杯出場を視野にユニオン残留もあり得るか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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