南野、久保、鎌田にも影響か。ハーランド、ムバッペの「巨星大移動」で玉突き移籍が発生へ
2年前の欧州CLで握手を交わすハーランド(右)とムバッペ。(Photo by Alex Grimm/Getty Images)
さっそくドルトムントは、ザルツブルクからドイツ代表FWアデイェミの獲得を発表。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティは5月10日、ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを7月1日付で獲得することでクラブ間の基本合意に至ったと公式サイトで発表した。マンチェスター・Cは今後、ハーランドと個人間の詳細の契約内容について詰める。
一方、ドルトムントも同日、オーストリア1部RBザルツブルクのドイツ代表FWカリム・アデイェミを、来季から2027年6月までの5年契約で獲得したと発表した。ハーランドとはタイプは異なるが20歳の楽しみな有望株だ。
この夏、さらにパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペが契約満了を迎え、スペイン1部レアル・マドリードに加わることが確実視されている。世界的な二つの“巨星”が同時に動く見込みだ。
加えてドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンが、リバプールFCのセネガル代表FWサディオ・マネの獲得を検討しているとも、『スカイ』などがこのほど報じた。
しかも、こうしてマーケットの早い段階で最前線のビッグネームが動いたことで、この夏、アタッカー陣の大移動が起きることが確実になったと言える。昨今の新型コロナウイルスの打撃で読めない部分もあるが、“玉突き移籍”が発生する。
アデイェミの抜けたザルツブルクの前線の穴はどうなるのか? そうした幾つもの連鎖の中で、例えば、リバプールで出場機会を失った南野拓実、常に移籍が噂されてきたアイントラハト・フランクフルトの鎌田大地、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の久保建英……ストライカータイプではないものの、彼らのような欧州でも通用する武器を持った日本代表のアタッカー陣がリストに挙がってくるのは必然と言える。
まさに欧州で新シーズンに向けて、“山”は動いた。果たしてこのあと、どのような戦力の地殻変動が待っているのか!? ビッグネームが動けば、その分、影響は大きい。その波はひょっとすると……Jリーグまで及ぶかもしれない。
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