【日本代表】タイガーショット小川航基、「頭をよぎった」磐田時代からの“恩師”名波浩コーチのアドバイスとは?
日本代表の小川航基が弾丸イコライザー! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「この試合に懸ける想いは人一倍強かった」。ブラジル戦での通算“11ゴール”目なるか!
[キリンチャレンジ杯]日本代表 2-2 パラグアイ代表/2025年10月10日 19:20 /パナソニックスタジアム吹田
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のFW小川航基(Koki OGAWA)がパラグアイ代表との一戦、0-1で迎えた26分に豪快に右足を振り抜き、GKロベルト・フェルナンデスに一度弾かれたものの、高く宙に浮いて落下したボールがゴールラインを越えて貴重な同点弾となった。
ゴールキーパーを無回転の弾丸で弾き飛ばしてねじ込む、まさに日向小次郎ばりのタイガーショットと言えた。小川はジュビロ磐田時代の指揮官でもあった日本代表の“恩師”名波浩コーチからのアドバイスが、その瞬間に「頭をよぎった」と明かした。
「名波さんから足を振れるタイミングが来たら振るようにと、この代表活動で毎日言われ続けてきました。その言葉があの瞬間に頭をよぎりました。あそこで足を振る判断をできたのは、それが大きかったです」
隙あらば、持ち味であるパワーを生かして狙って行く。ストライカーはそう心掛けているという。
「インパクトのあるシュートをいつも心掛けています。アメリカ戦でもそういったシュートを最後に打てました。自分の得意なシュートパターンの一つです」
何より小川は「アメリカ戦で決められなかったものの、こうしてチャンスをもらえて、今回に懸ける想いは人本当に強かったです。だからこそ、得点を決めたかった」と、結果を一つ残せたことで安堵したという。
これで日本代表通算11試合で10ゴールの二桁得点に乗せた。この日追悼セレモニーが行われた故・釜本邦茂さんの12試合での10得点到達を59年ぶりに更新した。
関連記事>>【通信簿・採点】日本代表『5段階評価』。上田綺世に最高点「5」、出場7分間だが救世主に。インパクト残せなかった南野拓実らに厳しめの評価
日本は10月14日、東京スタジアム(味の素スタジアム)でブラジル代表と対戦する。小川のセレソンを相手にした通算“11ゴール目”なるか――。